産業能率大学、海外赴任経験者を対象にした調査結果を発表
学校法人産業能率大学では、海外赴任経験を持つビジネスパーソンを対象に実施した「海外赴任者に対する育成・支援の現状」の調査結果を発表しました。
本調査は、「グローバル人材の育成と活用に関する実態調査」の一環として、日本企業における海外赴任者に対する教育・支援の状況を、受け手である個人の視点から明らかにすることを目的として実施したものです。今回はそのサマリーをご案内します。
【 赴任前 】
■ 海外赴任を希望していなかった人が4割超。理由で多いのは「語学力への不安」「子供や家族に関わる理由」「仕事や生活への不安」など
■ 8割超が海外赴任前に教育を受講。多いのは「リスク・安全対策」「英語」「赴任先の業務知識」
■ 赴任前の教育・支援が十分とは思わない人が4割超
【 赴任中 】
■ 海外赴任中に会社や上司から「役立つ支援」を受けていない人が6割超
■ 6割超が赴任中にストレス。原因は「言葉の壁・コミュニケーションのとりにくさ」「文化・価値観・考え方の違い」など
■ 8割超が海外赴任中に知識や能力に不足感。不足を感じた人が多いのは「英語力」「異文化適応力」「ストレスマネジメント力」
■ 赴任中に受けた教育で最も多いのは「英語」
■ 赴任中の教育・支援が十分とは思わない人が4割超
■ 6割超が帰任後の自分について不安あり。不安に思ったのは「海外の経験が活かせない」「日本の仕事のやり方になじめなくなる」「日本本社の仕事についていけなくなる」など
【 帰任時・帰任後 】
■ 帰任時に会社からの支援を受けた人は約1割
■ 帰任時の教育・支援が十分だと思っていない人が約半数
■ 条件付きが多いが約9割が今後の海外赴任に前向き。「どんな状況でも行きたくない」は約1割
◆ 本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(学校法人 産業能率大学 http://www.sanno.ac.jp/ /10月7日発表・同社プレスリリースより転載)