ブランド総合研究所
国内有力企業社長500人のイメージランキング「社長イメージ調査」より
~“総合評価”や“能力”はソフトバンク・孫正義氏、“好感”や“魅力”はトヨタ自動車・豊田章男氏~
株式会社ブランド総合研究所(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中 章雄)では、2011年2月に国内有力企業500社の社長を対象にした認知や好感、イメージなど約50項目からなる「社長イメージ調査2011」を実施。全国のビジネスマン、就職を控えた大学生1万1,824人から回答を得ました。
ブログやTwitter、Facebookなどの普及により、各社のトップ(社長)が持っているイメージが企業イメージに大きく影響を与えていると考えられることから、今回第1回目となる本調査を実施しました。
その結果、有力企業の中で「認知」「好感」「能力」「魅力」の4つの視点から最も評価の高い社長は、孫正義氏(ソフトバンク株式会社、142.4点)。2位は豊田章男氏(トヨタ自動車株式会社、127.9点)、3位はカルロス・ゴーン氏(日産自動車株式会社、118.6点)となりました。
■ 孫正義氏、主要4指標のうち「認知」「好感」「能力」の3指標でベスト3入り
孫正義氏の、総合評価スコア(算出方法等は後述)は、142.4点。主要4指標については、知っているかどうかの認知指標が2位(136.6点)、好感が持てるかどうかの好感指標が2位(125.9点)、経営者として優れているかどうかの能力指標が1位(156.5点)、その社長のもとで働きたいかの魅力指標が6位(73.3点)となっており、認知、好感、能力の各指標でベスト3にランクインしている。また、経営者イメージ項目では、「革新的である」(47.6%)や「先見性がある」(42.2%)、「発想が豊か」(33.9%)などの項目で1位となっているほか、パーソナルイメージ項目では、「知的・聡明である」(26.2%)、「冷静沈着である」(13.4%)などが上位にランクインしている。
■ トップ10内に自動車業界から3名がランクイン
総合評価スコアの上位10位のランキングは下記の通り。
自動車業界の各社長が、上位5名のうちの3名を占めており、総合評価が高い結果となった。その中で最も総合評価が高かったのはトヨタ自動車株式会社の豊田章男氏。総合評価が127.9点で2位にランクインしているほか、好感指標(137.4点)と、その社長のもとで働きたいかどうかの指標である魅力指標(92.1点)が500名中トップ。次いで総合評価が高かったのが日産自動車株式会社のカルロス・ゴーン氏。総合評価が118.6点で3位にランクインしているほか、能力指標が140.4点で2位、好感指標においても孫氏と並び2位にランクインしている。業界3位がスズキ株式会社の鈴木修氏。総合評価が108.6点で4位を獲得したほか、魅力指標が81.3点で2位、好感指標が107.7点で4位にランクインしている。
<総合評価ランキング>
順位 社長名 企業名(略称) 総合評価(点)
1 孫正義 ソフトバンク 142.4
2 豊田章男 トヨタ自動車 127.9
3 カルロス・ゴーン 日産自動車 118.6
4 鈴木修 スズキ 108.6
5 原田泳幸 日本マクドナルド 104.7
6 佐治信忠 サントリー 96.2
7 柳井正 ファーストリテイリング 92.2
8 三木谷浩史 楽天 84.1
9 岩田聡 任天堂 80.0
10 似鳥昭雄 ニトリ 79.5
■ 経営者として優れていると感じるのは革新派社長、その人物のもとで働きたいと思うのは堅実派社長
経営者として優れていると思うかどうかの能力指標について、最もスコアが高かったのは、孫正義氏。次いでカルロス・ゴーン氏、楽天株式会社の三木谷浩史氏が続く。これら3氏に共通する点として、経営イメージにおいて「革新的である」「先見性がある」「発想が豊か」などの項目が上位にランクインしているのが特徴的。発想力があり、革新イメージの強い社長が社長として優れていると評価されている。
その社長のもとで働きたいかの魅力指標について、最もスコアが高かったのは、豊田章男氏。次いで鈴木修氏、サントリーホールディングス株式会社の佐治信忠氏が続く。これら3名に共通する点としては、「堅実である」「家柄が良い」などの項目が上位にランクインしているのが特徴的。堅実イメージの強い社長が、その社長のもとで働きたいと思う、魅力的な社長として評価されている。
社長としての経営能力は高いと感じていても、その社長のもとで働くとなると別の要因も影響してくるようだ。その他の、各指標上位は以下の通り。
<主要指標ランキング>
・認知指標(※1)
順位 社長名 企業名(略称) 認知指標(点)
1 田中義剛 花畑牧場 153.1
2 孫正義 ソフトバンク 136.6
3 カルロス・ゴーン 日産自動車 131.0
・好感指標(※2)
順位 社長名 企業名(略称) 好感指標(点)
1 豊田章男 トヨタ自動車 137.4
2 カルロス・ゴーン 日産自動車 125.9
2 孫正義 ソフトバンク 125.9
・能力指標(※3)
順位 社長名 企業名(略称) 能力指標(点)
1 孫正義 ソフトバンク 156.5
2 カルロス・ゴーン 日産自動車 140.4
3 三木谷浩史 楽天 130.3
・魅力指標(※4)
順位 社長名 企業名(略称) 魅力指標(点)
1 豊田章男 トヨタ自動車 92.1
2 鈴木修 スズキ 81.3
3 佐治信忠 サントリー 80.7
※ 主要指標について
・ 総合評価
3つの指標(好感、能力、魅力)を各々偏差値化したものを合計し、さらに再度偏差値化して算出。認知指標については、各指標の回答者割合算出の際に、「名前も知らない」とする回答者と無回答者を母数に合算してスコアを算出しているため、含めていない。
※1 認知:「あなたは、この社長についてどの程度ご存知ですか」という
設問に対して、回答者割合にあわせ加重平均し、偏差値化して算出。
※2 好感:「あなたは、この社長に好感を持てますか」という設問に対して、
回答者割合にあわせ加重平均し、偏差値化して算出。
※3能力:「あなたは、この社長について経営者として優れていると
思いますか」という設問に対して、回答者割合にあわせ加重平均し、
偏差値化して算出。
※4 魅力:「あなたは、この社長のもとで働きたいと思いますか」という
設問に対して、回答者割合にあわせ加重平均し、偏差値化して算出。
<調査概要>
調査方法 :インターネット調査
回答者 :調査モニター約160万人より各年代(20代~60代)のビジネスマンと、
大学生をほぼ同数ずつ回収
有効回収数:1万1,824人
調査対象 :有力企業の社長500名(ひとりの回答者が25名の社長について回答)
調査時期 :2011年2月4日~2月7日
調査項目 :各社の認知度・好感度
各社長の認知・好感・能力・魅力の各指標、情報接触経路13項目
経営者イメージ(保守的など)13項目
パーソナルイメージ(情熱的など)15項目
社長に対する自由意見 計47項目
<調査報告書について>
全47項目に関するデータをまとめた「総合報告書・個別レポート・データCD」(税込189,000円、2011年3月31日までの特別価格)を販売します。内容は以下の通りです。
・総合報告書 :A4版100ページ程度で全500人分のデータ一覧表と
各評価項目別のランキング冊子。
・個別レポート:ご指定の社長(1名のみ)の結果を業界内や個人属性別に
分析したレポート。
・データCD :上記を独自に加工・分析できるよう、
ExcelファイルをCD-ROM収録。
<ブランド総合研究所の会社概要>
2005年11月、地域や企業のブランド戦略の立案から構築、管理、そして調査・測定まで総合的に取り組む会社として設立。地域ブランド調査、産品ブランド調査、環境ブランド調査(主宰:日経BP環境経営フォーラム)など、数多くの企業やブランドの評価調査を実施しています。
◆ 本リリースの詳細は以下をご覧ください。
http://www.tiiki.jp/corp_new/pressrelease/2011/20110224.html
株式会社ブランド総合研究所 http://brandri.co.jp/ /同社プレスリリースより転載