ニッソーネット、アンケート集計結果発表
介護の現場で働くスタッフの本音がわかる
■ 「介護の日」を知っていましたか? ⇒ 昨年同様、「はい」は30%未満
■ 民主党マニフェスト「介護労働者の賃金を月額4万円引き上げる」実現すると思いますか? ⇒ 「実現すると思う」が半数以下
福祉の人材派遣および育成を行うニッソーネット(大阪市北区、山下謹吾・代表取締役)は、厚生労働省により設けられた「11月11日 介護の日」※を記念したアンケートを、昨年に続き実施いたしました。当社に登録する介護派遣スタッフ約650名を対象にしたアンケート結果がまとまりましたのでお知らせします。
※ 「介護の日」とは
2008 年7 月厚生労働省により、“介護について理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者及び介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施するための日”として、「11月11日」が「介護の日」と決めました。(厚生労働省HPより)
1. アンケート実施の目的
・「介護の日」について問うことでその認知度を確認するとともに、スタッフに対しても記念日の存在を伝えること。
・アンケート結果をニュースリリースとして発信することで、介護の仕事に従事するスタッフの生の声を広く知らせること。
2. 調査期間と方法
[実施期間] 平成21年10月20日〜平成21年11月3日
[調査方法] インターネット・モバイル回答方式
3. 回収の状況
[対象者] 650名
[回収数(回収率)] 147名(22.6%)
4. 質問内容
Q1. 介護の日を知っていましたか?
Q2. 一日の仕事の中で「ありがとう」という言葉を何回言われますか?
Q3. 民主党マニフェスト「介護労働者の賃金を月額4万円引き上げる」は実現すると思いますか?
【 アンケート結果について 】
▼ 「介護の日」に関しては、今年で2年目を迎えたにも関わらず、「知っている」という回答が昨年のアンケート結果と同様の30%に満たない結果となりました。介護の現場で活躍する人たちの間でも未だ認知されていないことが浮き彫りになり、認知度を上げることが今後の課題と思われます。
▼ 1日の仕事の中で、「ありがとう」という言葉を平均15.6回言われることがわかり、この言葉に支えられながら懸命にがんばるスタッフたちの姿がうかがえます。
▼ 民主党が掲げたマニフェストに対する声は若干冷ややかに見受けられ、「実現すると思う」は半数を割りました。
【 アンケート集計結果 】
Q1. 「介護の日」を知っていましたか?
はいと回答した人は、昨年同様30%未満にとどまりました。今年は「介護の日」が発表されて2年目になります。しかし、認知度は昨年と同様の3割未満にとどまり、介護の仕事に携わる人々の間でもまだ充分に認知されていないことがうかがえます。
Q2. 1日の仕事の中で「ありがとう」という言葉を何回言われますか?
1日平均15.6 回。「ありがとう」という言葉に支えられながら、やりがいをもって働いているスタッフの姿がうかがえます。
昨年のアンケートで「介護の仕事をしていて一番うれしかった一言は?」という質問に対し、「ありがとう」という言葉が圧倒的に多く、約65%に達しました。そこで今年は、どのくらいの頻度で言われるかを調査したところ、10回を超えるという回答が59人(40%)に達し、平均でも1日15.6回となりました。比較する他職種のデータはありませんが、一般的な職業をかなり上回る結果であると推測できます。介護の仕事は過酷だと言われますが、この「ありがとう」という言葉に励まされ、やりがいをもって介護の仕事に就いているスタッフの姿がうかがえます。
Q3. 民主党マニフェスト「介護労働者の賃金を月額4万円引き上げる」は実現すると思いますか?
「実現すると思う」が半数を割りました。いいえと回答した人が約6割で、民主党が掲げたマニフェストに対する声は若干冷ややかに見受けられます。介護の仕事はますます重要さを増していますが、現場で働く人たちの間では、実際に給与の底上げにつながるのか不信感が広がっていることがうかがえます。
ニッソーネット http://www.nissonet.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・11月10日