インテリジェンス、医療・介護系、理美容系職種の
「仕事を探す際の重視点」「辞める理由」意識調査
インテリジェンス(東京都千代田区、高橋広敏・代表取締役 社長執行役員)が運営する求人情報サービス「an」は、医療・介護系、理美容系の有資格者を対象に、就業に関する意識調査を行いました。結果がまとまりましたので、お知らせいたします。
※ 詳細は、採用企業向け情報サイトanレポートにて公開しています。
【 調査結果 】
■ 医療・介護系、理美容系職種 仕事を探す際の重視点
―― 医療・介護系職種は雇用形態を重視
「医療系」「介護系」「理美容系」職種の有資格者に、仕事を探す際の重視点について聞いた質問では、3職すべてで「やりがいのある仕事であること」が最多となりました。「やりがい」を重視した人は、全職種の平均で4.0%なのに対し、「医療系」16.1%、「介護系」15.7%、「理美容系」21.5%と、いずれも高い割合となっています。
また「医療系」「介護系」では、「正社員、または正社員に近い雇用形態であること」が「介護系」13.0%、「医療系」8.7%と、全職種平均(5.2%)を上回っており、正社員志向が強いことがわかりました。一方「理美容系」は、「資格や技術が身につく仕事であること」が突出して高く(「理美容系」12.8%、「全職種平均」1.9%)、スキルアップできるかどうかを重視して仕事探しをしていることが明らかになりました。
※ 以下URL 図表1をご覧ください。
http://www.inte.co.jp/corporate/library/survey/20091027.html
■ 医療・介護系、理美容系職種 仕事を辞める理由
―― 条件面の理由が上位に
「医療系」「介護系」「理美容系」職種の有資格者に、仕事を辞める理由について聞いた質問では、「業務内容の割に給与が低いから」が「介護系」(30.5%)、「理美容系」(23.2%)で最多となりました。「医療系」でも20.8%と、「職場や社員の雰囲気が悪いから」(29.0%)に次ぐ多数回答となっています。
また、「1日に働く時間が長いから」についても、「理美容系」23.2%、「医療系」18.1%、「介護系」16.0%と、いずれも「全職種平均」(11.0%)を上回りました。更に、「医療系」「介護系」では、「もっとよい条件の仕事がみつかったから」が比較的高い数値となっているなど、条件面を重視する傾向を表す結果となりました。
一方「理美容系」では、「自分に向いていない仕事だと感じたから」が20.7%と、他の職種に比べ高い特長的な結果となりました。
※ 以下URL 図表2をご覧ください。
http://www.inte.co.jp/corporate/library/survey/20091027.html
■ 解説
―― 給与、勤務時間など 条件面の改善必要
3職種とも、求職者は給与や勤務時間といった条件を重視しており、これらの職種で起こる早期離職を防ぐには、条件面の改善が有効です。また、理美容では「自分に向いていない」という退職理由が目立ちました。強いやりがいを抱いて仕事を始める人が多い職種だけに、壁に当たるとイメージとのギャップが大きいと考えられます。職場での密なコミュニケーションなど、日頃からのフォローが早期離職防止に効果的です。 (「an」編集長 奥山 真)
【 調査概要 】
<医療系、介護系、理美容系>
■ 調査期間:
2009年8月11日〜8月22日
■ 対象:
関東(1都3県)、関西(2府2県)に住む20〜50歳の男女で対象となる資格(※)を持っている人
■ 調査方法:
インターネットリサーチ
■ 有効回答数:
(図表1)医療系 851件、介護系 440件、理美容系 149件
(図表2)医療系 448件、介護系 262件、理美容系 82件
※ 対象となる資格
医療:
看護師、准看護師、助産師、看護助手、臨床検査技師、薬剤師、登録販売者、鍼灸師、作業療法士、理学療法士、柔道整復師、医療事務、歯科衛生士
介護系:
介護支援専門員(ケアマネジャー)、介護福祉士(ケアワーカー)、社会福祉士(ソーシャルワーカー)、訪問介護員(ホームヘルパー)※ホームヘルパーの1級、2級、3級の区別は問わない
理美容系:
理容師、美容師
<全職種平均>
■ 調査期間:
2009年3月5日〜3月11日
■ 対象:
北海道、関東(埼玉、千葉、東京、神奈川)、東海(愛知)、関西(京都、大阪、兵庫)、九州(福岡県)在住、2008年3月〜2009年2月の1年間に非正規雇用、もしくは非正規から正規雇用への就業を経験したことのある18-34歳の男女
■ 調査方法:
インターネットリサーチ
■ 有効回答数:
(図表1)4258件 (図表2)3540件
<「an」について>
「an」は、1967 年、「日刊アルバイトニュース」として創刊された求人媒体で、以降40年以上にわたり、主に若年アルバイト層の支持を受け、全国でアルバイトを中心とした求人情報提供サービスを展開してきました。2006年、これまで運営を手がけてきた株式会社学生援護会と株式会社インテリジェンスが経営統合。これを機に、2007年7月、「自分らしいシゴトが見つかる」というコンセプトのもと、新生「an」としてリニューアルしました。
現在は、各地域の求人情報に特化した「anエリア」、こだわりや条件で探せる「anセレクト」、正社員、派遣、フリーターなど週5日以上の求人情報に特化した「anレギュラー」という、個人の求職ニーズに対応した3つの求人情報サイトとともに、有料求人誌「an weekly」、フリーペーパー「anエリア」とのメディアミックスによる情報提供を展開。より多くの人と組織の最適なマッチングを目指してまいります。
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
インテリジェンス http://www.inte.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・10月28日