ニッソーネット、製造系中小企業向け助成金を活用した
『研修受託サービス』開始
福祉の総合人材サービス、ニッソーネット(大阪市北区、山下謹吾・代表取締役)は、景気後退の影響で休業を余儀なくされている製造系中小企業を対象に、「中小企業緊急雇用安定助成金制度」を活用した研修受託サービスを、シニア事業部の新サービスとして開始いたしました。
不況で生じた時間のゆとりを利用し、増産時に備えて従業員の能力アップを図りたいと考える企業のサポートをすると同時に、シニア世代を講師として活用することで、シニアの活躍の場を提供してまいります。
■ サービス開始の背景
要件緩和・助成金引き上げで、制度を活用する事業所が急増
景気悪化で減産・休業を迫られている製造業等の企業が、雇用調整助成金等を申請するケースが増えています(※厚生労働省調査より)。特に、昨年12月「中小企業緊急雇用安定 助成金制度」の創設で要件緩和と助成率・教育訓練費の引き上げがされたことで、この制度を活用する企業が急増したと考えられます。
中小企業がこの制度を利用すると、従業員の賃金の5分の4が助成され、さらに研修などの教育訓練を受けると、教育訓練費として1日1人当たり6,000円が支給されることから、フル操業時には余裕がなく人材育成に時間を割けなかった企業が研修を実施する動きが広がっています。
経験豊富なシニア世代に活躍の場を提供
ニッソーネットのシニア事業部には、多数の自動車・機械メーカーのOBが在籍しています。その実績とネットワークを生かし、中小製造業の現場に合った講師と研修カリキュラムを提供することができます。 更に、研修サービスを新たに開始することで、シニア人材の活用を促し、事業部の売り上げにもつなげていきます。
■「研修受託サービス」の概要
◆ 対象: 現場の改善が必要だと感じている製造系中小企業 (要望あれば助成金申請サポートも実施)
◆ 目的:
(1)製造業の現場における人材育成・業務効率・品質改善
(2)経験豊富なシニア世代を講師として迎えることにより、シニア世代に活躍の場を提供
(3)シニア事業部の新サービスとして新たな売上を確保
◆ 研修内容: 品質管理 、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾の5
項目を指したスローガン)改善活動、TPM
活動(トータル・プロダクティブ・メンテナンス:全員参加の生産保全)などそれぞれの企業のニーズに合わせカスタマイズします。
◆ 講師:
製造業に特化した「現場力」を備えた人材(職場責任者・係長・課長)で、指導者として経験豊富なシニア世代
(プロフィール例) 自動車メーカーにて生産管理・生産準備・トヨタ生産方式による改善指導、IE(インダストリアル・エンジニアリング:生産工学)、TPM 、QC(クオリティ・コントロール:品質管理)、ISO(国際標準化機構)・安全衛生の指導も可
◆ 研修金額:70,000円〜/日
◆ 特徴:
1.現場中心のカリキュラムで、講師も共に現場に入り、直接指導を実施。
2.製造業に特化した「現場力」を備えた人材(職長・係長・課長)を講師として起用。
3.(年間契約といった形式ではなく)時間・回数ごとに費用を提示。かかる時間と費用が明瞭。
≪今後の展望≫
製造業における品質管理や改善活動は、非製造業企業の業務改善にも応用できます。そこで、当初は助成金利用を前提とした製造系企業の案件に特化しますが、徐々に非製造業にも営業先を拡大していく予定です。目標は、製造業・非製造業の案件を合わせ、今期中に契約獲得数20 社、売上3,000 万円とします。関西から営業活動をスタートし、需要に応じて関東でも随時実施していきます。
ニッソーネット http://www.nissonet.co.jp/company//同社プレスリリースより抜粋・7月7日