アルー、「’10新入社員 “不況世代”の傾向」意識調査の結果発表
アルー(東京都渋谷区、落合文四郎・代表取締役社長)は、来年度の新入社員育成について考えるため、2010年度入社予定の内々定者である大学生・大学院生310名(男性155名、女性155名)を対象に意識調査を実施しました。
内々定者に対する意識調査結果から、“100年に一度の不況”と言われる環境の中、就職活動を行った内々定者の特徴が明らかとなりました。
約半数の内々定者は、過去に厳しい躾を受けた経験は中学生以前である、または、他者から厳しく叱られた経験がないと答えており、しばらく厳しく叱られる経験をしていないことがわかりました。また、厳しく叱られた相手としてあげた中では「両親」が約7割と圧倒的に高く、身近な大人以外からの叱責を受けていないようです。さらに、叱られた原因としては、「態度・行動」や「モラル」に関するものが多く、社会人として常識的に求められる点に対するものでした。
社会人になることについては、不安よりも期待を感じている内々定者が多くいました。一方で、「仕事についていけるか」ということに関して、多くの内々定者が不安を感じています。そして、9割の内々定者は、「会社が自分に期待すること」を具体的に教えてほしいと考えています。また彼らは、会社側が「即戦力として業績貢献を求めている」と感じているようです。3年後の将来については、自分のやりたいことを行っていることよりも、会社の中で認められることを望む人が多いという傾向が見られました。
こうした“不況世代”の彼らの育成においては、まず初期教育において仕事の基本動作以前の「人としての姿勢」を厳しく躾けることで、配属後の環境でも折れない強さを身につけさせることが必要となります。また会社側は、彼らに対する「期待」を明確に発信し、安心して仕事に向かう環境を整えることで、意欲を引き出すことが鍵となるのではないでしょうか。
【 調査結果 抜粋 】
□ あなたが、最後に厳しく叱られたのは、誰でしたか?
・両親(65.7%)
□ 内定先の会社が「あなたに対して入社後に求めていること」を具体的に知りたいですか?
・はい(90.6%)
□ 3年後に、会社の中であなたはどのようになっていたいですか?
・上司・先輩と良好な関係を築いている(75.2%)
・会社から役に立っていると思われている(68.%)
※ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
アルー http://www.alue.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・7月2日