日本能率協会マネジメントセンター
「50代のためのキャリアデザインコース」を開講
日本能率協会マネジメントセンター(東京都港区、野口晴巳・代表取締役社長、以下JMAM [ジェイマム])では、50代の社員を対象に、60歳以降のキャリアプランの構築を支援する通信教育「50代のためのキャリアデザインコース」を2009年4月より開講しています。
厚生労働省は2006年に、年金支給年齢の引上げに合わせ、高年齢者雇用安定法を改正しました。これにより、企業は2013年までに、(1)定年の引上げ (2)継続雇用制度の導入(3)定年の定めの廃止のいずれかの措置を高年齢者の雇用確保措置として実施するよう義務付けられました。改正後の2008年6月に同省が行なった調査によると、雇用対策を打ち出した企業の90%以上が、一度退職して契約社員や派遣社員として条件を変えて雇用する「継続雇用制度」を導入していると回答しています。しかし、このうち約6割の企業では、労使協定による採用基準や就業規則等の基準を定めており、実際には誰でも65歳まで自動的に働けるというわけではありません。積極的にシニアを雇用する企業もある一方で、このように消極的な姿勢の企業が少なくないのが現状です。
このような状況をふまえて、JMAMでは、60〜65歳の労働人口が今後さらに増加していく中で、将来的に重要な人的資源となりうるシニア層を積極的に活用していくためには、シニア層のキャリアに対する意識改革が必要だと考えました。そこで、開発したのが「50代のためのキャリアデザインコース」です。
「50代のためのキャリアデザインコース」の主な特長は下記の通りです。
本プログラムは、従来の退職準備教育をベースとしたキャリアプランではなく、60歳以降を見据え、再就職や職種転換など50代を職業人生の第二期として捉えたキャリアプランの構築を支援するプログラムです。
(1) 通信教育による個人学習
本プログラムは、シニア世代にとって「肩たたき研修」などをイメージさせる集団研修ではなく、個人ベースで学習できる通信教育を基本としています。ただし、要望に応じて、個人面談や集合研修をカスタマイズすることも可能です。
(2) 50代以降のキャリア研修実績が豊富なグループ会社(JCC)との共同開発
本プログラムを共同開発した JCC(JMAM Change Consulting)は、50代以降のキャリア形成支援の研修実績が豊富なJMAMのグループ会社です。実際のキャリアコンサルタントがレポートやワークシートの添削を行なうので、受講者は、マンツーマンでのカウンセリングに近い実践的なフィードバックを受けることができ、自分自身が気付かなかった“強みや課題”を発見することができます。
(3) 現実的、具体的、実践的な内容の実例中心のテキスト
本プログラムで使用するテキストは、受講者が納得感のあるキャリアプランを形成できるよう、再雇用者やJCCのキャリアコンサルタント、企業の人事部門へのインタビューなどを元に開発されています。仕事の場面では、「かつての部下のもとで働く」「役職定年で明日から実務職になる」「役職付きとして取引先に転職する」、生活の場面では、「熟年離婚」「地域社会との関わり」「病気との共存」など現実的かつ具体的な設定でテキストが構成されています。
本プログラムは、4月の開講以来、大手企業の人事部門からの引き合いが多数寄せられております。JMAMでは、今後、少子高齢化が進み、将来的には重要な人的資源となり得るシニア世代に対し、本プログラムを“戦略商品”として位置付け、積極的に拡販していく予定です。今後もJMAMでは、グループ会社との連携をさらに強めてサービスの開発に努めていく予定です。
■ 通信教育「50代のためのキャリアデザインコース」の商品概要
商品名: 50代のためのキャリアデザインコース
対象: 50代以上のシニア社員
受講期間: 4ヵ月
受講方式: 通信教育(レポート提出・添削4回、記述式)
納品物: テキスト2冊、レポート(4回分)、ワークシート13種(データCD付)
実施費用: 一人あたり 31,500円(税込)
備考: JCCのキャリアコンサルタントによる集合研修や個人面談をセットすることも可能
日本能率協会マネジメントセンター http://www.jmam.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・7月1日