ワークポート運営【IT転職ナビ】
転職希望者の志向から見るIT業界の転職動向(1)
ワークポート(東京都品川区、田村高広・代表取締役社長 CEO)は、日本最大級のIT業界専門の求人・転職サイト【IT転職ナビ】において、求人情報検索の中で使用された「検索条件項目」から、IT・インターネット業界を志望する転職希望者の志向、およびその推移を調査しました。
■ 調査概要
ワークポートが運営するIT業界専門の求人・転職サイト【IT転職ナビ】での求人案件検索において、求人企業の特徴として絞り込みが可能な「上場」「服装自由」「外資」「転勤なし」「残業殆どなし」「従業員数500名以上」「未経験歓迎」「福利厚生充実」の8つの条件項目について、その使用回数を調査。2008年11月15日〜12月14日、2008年12月15日〜2009年1月14日までの二回に分けて集計し、その推移からIT業界の転職動向をまとめました。
■ 調査結果
この調査によって、最も多く使用されたのは「未経験歓迎」であり、12月、1月共に40%を超える高い割合を占める結果となりました。また、1ヵ月で5%近い伸び率を示しており、他の条件と一線を画しています。未経験の中でも、他業界からIT業界への転職者が増加しており、景気悪化の煽りをうけて、IT業界へ可能性を見出そうとする求職者からの注目の高さがうかがえます。
その他、「残業なし」「福利厚生充実」は増加傾向にあるものの、残る5項目は減少。「服装自由」などの職場環境よりも、生活の保障となり得る福利厚生を重視する傾向に移行しつつあります。また、「上場」「外資」の2項目は共に3%強の減少と、海外経済の悪化を懸念する動きが見られました。
こうした結果は、景気低迷からくる転職希望者の雇用不安・生活不安を裏付ける結果であると同時に、これまで人気の高かった「上場」や「外資」への志向が弱まったことにより、応募者獲得に苦労していた企業にとっては、より良い人材を採用するチャンスとも言えるでしょう。
調査期間: 2008年11月15日〜2009年1月14日
調査媒体: IT転職ナビ
調査機関: 株式会社ワークポート
□ 調査項目
上場: 日本国内の株式市場に公開している企業
服装自由: 服装が自由な職種
外資: 外国資本が入っている企業
転勤無し: 転勤の可能性がほぼ無い求人情報
残業殆ど無し: 月間残業時間が30時間以内の求人情報
従業員数500名以上: その求人企業の企業規模が500名以上
未経験歓迎: その職種の実務経験が無くとも応募できる求人情報
福利厚生充実: その求人企業の福利厚生が充実または特徴がある
※ 本リリースの詳細はこちらをご確認ください。
ワークポート http://www.workport.jp 同社プレスリリースより抜粋・1月29日