インテリジェンス、シゴト情報「an」調べ
11月平均時給 4ヵ月連続の減少
インテリジェンス(本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役 社長執行役員:高橋広敏)が運営するシゴト情報「an」では、求人メディアに掲載された求人広告から164職種(※)について、平均時給を分析しています。11月の結果がまとまりましたのでお知らせします。
【 全エリア概況 】
2008年11月の全国平均時給は、976円(前月972円、前年同月980円)で、前月比4円の増加となりました。また、対前年同月の増加率は、0.4%の減少となりました。
エリア別では、「関東エリア」が1,044円で最も高く、次いで「東海エリア」(994円)、「関西エリア」(965円)となりました。対前年同月の増加率は、「関東エリア」と「九州エリア」で0.6%の増加となり、それ以外の3エリアでは0.6%〜3.1%の減少となりました。
職種別では、「専門職系」が1,208円と最も高く、次いで「営業系」(1,086円)、「事務系」と「サービス系」(1,006円)となりました。対前年同月の増加率は、「関東エリア」の「専門職系」が20.0%増加した影響で、「専門職系」全体で14ヵ月ぶりにプラス(7.9%)に転じる一方、「技能・労務系」が、全エリアで0.4%〜14.9%の減少となり、「技能・労務系」全体でも15ヵ月連続のマイナス(-4.6%)となりました。
【 関東エリア概況 】
関東エリアの平均時給は、1,044円(前月1,021円、前年同月1,038円)で、前月比23円の増加となりました。また、対前年同月の増加率は、0.6%の増加となりました。
職種別では、「専門職系」が1,402円と最も高く、次いで「営業系」(1,163円)、「事務系」(1,075円)となりました。対前年同月の増減で、最も増加しているのは「専門職系」(20.0%)、最も減少しているのは「運輸職系」(-9.9%)でした。
【 関西エリア概況 】
関西エリアの平均時給は、965円(前月966円、前年同月971円)で、前月比1円の減少となりました。また、対前年同月の増加率は、0.6%の減少となりました。
職種別では、「専門職系」が1,168円で最も高く、次いで「営業系」(1,060円)、「サービス系」(1,029円)となりました。対前年同月の増減で、最も増加しているのは「サービス系」(3.4%)、最も減少しているのは「技能・労務系」(-2.0%)でした。
【 東海エリア概況 】
東海エリアの平均時給は、994円(前月995円、前年同月1,026円)で、前月比1円の減少となりました。また、対前年同月の増加率は、3.1%の減少となりました。
職種別では、「営業系」が1,249円で最も高く、次いで「サービス系」(1,088円)、「専門職系」(1,046円)となりました。対前年同月の増減で、最も増加しているのは「営業系」(10.0%)、最も減少しているのは「専門職系」(-11.5%)でした。
【 九州エリア概況 】
九州エリアの平均時給は、824円(前月845円、前年同月819円)で、前月比21円の減少となりました。また、対前年同月の増加率は、0.6%の増加となりました。
職種別では、「営業系」が951円で最も高く、次いで「事務系」(917円)、「専門職系」(888円)となりました。対前年同月の増減で、最も増加しているのは「営業系」(9.1%)、最も減少しているのは「サービス系」(-3.7%)でした。
【 北海道エリア概況 】
北海道エリアの平均時給は、783円(前月796円、前年同月808円)で、前月比13円の減少となりました。また、対前年同月の増加率は、3.0%の減少となりました。
職種別では、「営業系」が910円で最も高く、次いで「専門職系」(887円)、「事務系」(846円)となりました。対前年同月の増減で、最も増加しているのは「営業系」(3.3%)、最も減少しているのは「技能・労務系」(-14.9%)でした。
【 11月の結果から 】
全国の対前年同月の増加率は、0.4%の減少で4ヵ月連続のマイナスとなりました。時給の停滞傾向は、景気後退の顕在化を背景に、さらに継続することが予測されます。
■ 本リリースの詳細はこちらをご覧ください。
【 参考 】
anで実施しております意識調査や求人情報に関するデータは、anサービスサイト「anレポート」にて公開しております。
※ 職種の大分類の時給及び164職種の総平均時給とその推移については、こちらをご参照ください。
※ 2007年7月の「an」サービス刷新にあたり、集計条件などが変更になっております。
インテリジェンス http://www.inte.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・12月25日