インテリジェンスのITソリューションサービス
「システム運用技術者」の派遣サービスを開始
総合人材サービスを展開するインテリジェンス(東京都千代田区、鎌田和彦・代表取締役社長執行役員)は、エンジニア派遣、テクニカルアウトソーシングを手がけるITソリューションサービスにて、12月1日、開発した新システムの最適な運用移行を担う「システム運用技術者」の派遣サービスを開始します。
専門技術者の教育体制を整え、スペシャリスト人材を派遣することで、スムーズな運用移行を支援。運用開発の専門技術者の派遣サービスは、業界初の試みです。
【 サービス開始背景 】
新システムの開発を行う際、「開発」とその後の「運用・保守」は、別の事業会社が請負うケースがほとんどで、引継ぎがなされるものの、開発側は運用・保守の、また、運用・保守側はシステム設計の知識・ノウハウがお互いに不十分であるがために、スムーズな運用開始に至らないケースが多く、運用開始後もトラブルが多発するなど、運用への移行段階の対応がIT業界全体で問題視されています。
システム運用技術者は、開発したシステムをスムーズに運用していくために、最適な運用方法を設計・マニュアル化し、保守・運用担当者への対応指示や、初期トラブルに対する対応判断、指示出しなどを行う専門技術者で、常に経験者の人材需要が高いところではあるものの、専門的なIT関連の業務知識だけでなく、コミュニケーション力、調整力といったビジネススキルも含めた高いスキルが求められることもあり、市場の中で不足している状況にあります。
そのため現状では、運用が軌道に乗るまでの半年〜1年程度の間、システム開発を担当したシステムインテグレーターやユーザー企業の担当者がプロジェクトに拘束され、多大な人的コストを強いられています。
【 専門人材の教育体制 】
インテリジェンスはシステム、インフラの保守・運用業務を請負うテクニカルアウトソーシングの事業を10年にわたり展開している中で、組織として、システムの運用・管理に関するノウハウを蓄積しており、新サービスの開始にあたり、こうしたノウハウを体系化した独自の教育プログラムを開発しました。
この教育プログラムは2ヶ月間に渡り、まずは、企業の業務システムの運用において一般的な基幹システム、監視システムのそれぞれの仕組みを理解した上で、実践的な研修を行う3段階で構成されます。業務特性上、実際の実務経験の習熟度が重要であることから、実運用に近い研修用のシステム環境を自社内に用意し、実践的な運用構築や業務設計などを習得できる環境を整えています。
【 「システム運用技術者 派遣サービス」の概要 】
専門技術者の派遣サービスは、人材需要が想定されるシステムインテグレーター、ネットワークインテグレーター、システムユーザー企業に対し、1案件あたり、1〜2名の専門技術者の派遣を行います。新システムの運用が軌道に乗るまで、半年〜1年程度の間、実際の現場で業務を行います。
インテリジェンスは今回の新サービスを通じ、運用開発の専門家を育成する新たなモデルを創出することで、IT業界の最適な人材流動化、人材配置を実現し、IT業界のサービスクオリティー向上に貢献していきます。
※リリース原文、研修概要図、サービス領域図は、こちらのページをご参照ください。
インテリジェンス http://www.inte.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・11月28日