インテリジェンス、シゴト情報「an」調べ
10月の全国平均時給 対前年同月比0.5%マイナス
インテリジェンス(東京都千代田区、鎌田和彦・代表取締役 社長執行役員)が運営するシゴト情報「an」では、求人メディアに掲載された求人広告から164職種(※)について、平均時給を分析しています。10月の結果がまとまりましたのでお知らせします。
【 全エリア概況 】
2008年10月の全国平均時給は972円(前月968円、前年同月977円)で、前月比4円の増加となりました。また、対前年同月の増加率は0.5%の減少となりました。
エリア別では「関東エリア」が1,021円で最も高く、次いで「東海エリア」(995円)、「関西エリア」(966円)となっています。対前年同月の増加率を見ると、「九州エリア」(2.3%)以外の4エリアで0.5%〜1.8%の減少となりました。職種別では「専門職系」が1,085円と最も高く、ついで「営業系」(1,080円)「事務系」(1,016円)となっています。また「販売系」の対前年同月の増加率が、全エリアでプラスとなる一方、「運輸職系」は「北海道エリア」(1.9%)、「九州エリア」(7.4%)以外の3エリアでマイナスとなり、特に「関東エリア」では10.9%の減少となりました。
【 関東エリア概況 】
関東エリアの平均時給は、1,021円(前月1,018円、前年同月1,033円)で、前月比3円の増加となりました。また、対前年同月の増加率は1.2%の減少となりました。職種別では、「営業系」が1,187円と最も高く、次いで「専門職系」(1,127円)、「事務系」(1,084円)となりました。対前年同月の増減で、最も増加しているのは「サービス系」(1.5%)、最も減少しているのは「運輸職系」(-10.9%)でした。
【 関西エリア概況 】
関西エリアの平均時給は、966円(前月963円、前年同月971円)で、前月比3円の増加となりました。対前年同月の増加率は、0.5%の減少となりました。職種別では、「専門職系」が1,118円で最も高く、次いで「営業系」(1,053円)、「サービス系」(1,023円)となりました。対前年同月の増減で最も増加しているのは「営業系」(4.4%)、最も減少しているのは「運輸職系」(-2.7%)でした。
【 東海エリア概況 】
東海エリアの平均時給は、995円(前月992円、前年同月1,013円)で、前月比3円の増加となりました。対前年同月の増加率は1.8%の減少となりました。職種別では、「営業系」が1,158円で最も高く、次いで「サービス系」(1,079円)、「専門職系」(1,023円)となりました。対前年同月の増減で、最も増加しているのは「サービス系」(3.3%)、最も減少しているのは「専門職系」(-14.2%)でした。
【 九州エリア概況 】
九州エリアの平均時給は、845円(前月834円、前年同月826円)で、前月比11円の増加となりました。対前年同月の増加率は、10ヵ月ぶりにプラスに転じた9月に続き、2.3%の増加となりました。職種別では、「営業系」が965円で最も高く、次いで「専門職系」(943円)、「事務系」(904円)となりました。対前年同月の増減で、最も増加しているのは「営業系」(9.2%)、最も減少しているのは「専門職系」(-0.7%)でした。
【 北海道エリア概況 】
北海道エリアの平均時給は、796円(前月800円、前年同月800円)で、前月比4円の減少となりました。対前年同月の増加率は0.6%の減少となりました。職種別では、「専門職系」が968円で最も高く、次いで「営業系」(895円)、「事務系」(885円)となりました。対前年同月の増減で、最も増加しているのは「専門職系」(9.7%)、最も減少しているのは「技能・労務系」(-12.4%)でした。
【 10月の結果から 】
全国の対前年同月の増加率は、0.5%の減少となり、引き続き停滞傾向にあります。この状況は、顕在化しつつある景気後退を背景に、さらに継続することが予測されます。
※ 職種の大分類の時給及び164職種の総平均時給とその推移については、こちらのページをご参照ください。
※ 2007年7月の「an」サービス刷新にあたり、集計条件などが変更になっております。
インテリジェンス http://www.inte.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・11月28日