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ニュース
人事サービス 人材育成・研修
掲載日:2025/10/09

「キャリアの自律性に関する実態調査」を実施

64.4%が「自分でキャリアを構築したい」一方で64.7%が「キャリアアップのために何もしていない」意識と行動の乖離が浮き彫りに

自由な働き方を求める若手層と定年後キャリア再構築を目指すシニア層、働き方多様化時代の年代別支援課題


国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」をはじめとした、フリーランスと企業のマッチングサービスを運営する株式会社テックビズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中島一樹、以下「テックビズ」)は、全国の正社員900名を対象に「キャリアの自律性に関する実態調査」を実施いたしました。人的資本経営やリスキリング推進が注目される中、各年代のキャリア自律度や学習意識の実態を明らかにし、企業の人的資本経営に資する人事戦略や個人のキャリア支援策検討に活用することを目的として本調査を実施いたしました。

調査サマリ
①半数以上(55.4%)が本業の正社員以外としての働き方への関心あり
1位は副業・兼業、2位はフリーランスで働き方の自由化ニーズが浮き彫り

②64.4%が「自分でキャリアを構築したい」一方で、
64.7%が「キャリアアップのために特に何もしていない」

〜意識と行動の深刻な乖離とその構造的要因〜

③20-30代の6割と60代の7割近くが高いキャリア自律意欲
〜働き方の自由化を求める若手層とセカンドキャリア構築を目指すシニア層〜

④給与不満58.3%、今後のキャリアで「高収入」が重視項目1位でも64.7%が行動せず
〜重視する要素への不満がありながら行動しない構造的矛盾〜


調査の実施背景
働き方の多様化が進む中、企業では人的資本経営の重要性が高まり、従業員一人ひとりのキャリア自律支援やリスキリング推進が重要な経営課題となっています。テックビズでは「働き方を変えて、世界を変えていく」をミッションに掲げる中、自身でキャリアを切り開きたいと考える人々、さらには独立やフリーランスを希望する人に対して、どのような支援が効果的かを把握することが重要だと考えています。こうした背景から、正社員として働く人のキャリア意識と行動の実態を明らかにし、企業の人事戦略策定や個人のキャリア支援サービス設計に活用できるデータの可視化、そして独立・転職を含む多様な働き方選択への具体的な支援方法の検討を目的として本調査を実施しました。
 

調査結果
①半数以上(55.4%)が本業の正社員以外の働き方に関心あり

1位は副業・兼業、2位はフリーランスで働き方の自由化ニーズ浮き彫り

「正社員としての働き方以外で、してみたいと思ったことがある働き方をお選びください。(いくつでも)」という質問に対して、半数以上(55.4%)が本業の正社員以外の働き方に関心を示し、1位の副業・兼業(38.3%)、2位のフリーランス(14.8%)への志向が明確になりました。副業への高い関心の背景には、物価高や将来への経済不安から「収入の複線化」によるリスク分散を図りたいニーズと、本業では得られない経験やスキル習得の機会として副業を捉える「自己投資」的な側面があると推測されます。
また、52.6%の人がフリーランスになることを「キャリアアップ」と認識している点は、従来の「安定志向」から「成長・自己実現志向」「自由な働き方」への価値観の転換を示唆しています。これはフリーランスという働き方の認知度の高まりを表し、働き方の自由化に対するニーズが広がっていることを示しています。

②64.4%が「自分でキャリアを構築したい」一方で、
64.7%がキャリアアップのために「特に何もしていない」

〜意識と行動の深刻な乖離とその構造的要因〜

「あなた自身のキャリアに対する考え方について最も近いものをお聞かせください。」という質問に対して、64.4%が「自分で積極的に構築していきたい」「どちらかといえば自分で構築していきたい」と回答。一方で、「キャリアアップのために、過去1年間で行った取り組みはありますか。(いくつでも)」に対して、64.7%が「特に何もしていない」と回答した現実は、単なる個人の意欲不足ではなく、複層的な構造問題を抱えていることを示しています。
「キャリアアップのための取り組みをすることに対して障壁と感じることは何ですか。」という質問で障壁として1位に上がったのは「時間がない」(25.2%)、2位「何から始めればいいかわからない」(22.1%)という時間や情報・指針不足でしたが、問題はより深層に根ざしています。日本の雇用文化では長らく「会社がキャリアを用意してくれる」という前提があり、個人が「自分でキャリアを開拓する」ことに対する社会的な後押しや成功モデルの可視化も不足しており、挑戦することへの心理的ハードルが高い状況があります。この意識と行動のギャップ解消には、個人への情報提供だけでなく、キャリア自立を促進する社会的風土の醸成が不可欠です。日本企業の人的資本経営やリスキリング意識も高まってきてはいますが、実際の現場ではまだ発展途上の段階だと言えます。

③20-30代の6割と60代の7割近くが高いキャリア自律意欲
〜働き方の自由化を求める若手層とセカンドキャリア構築を目指すシニア層の存在〜
今回の調査では、全年代を通じてキャリア意識の特徴的な傾向が見られましたが、特に20-30代の若手層と60代のシニア層において、それぞれ異なる背景から高いキャリア自律意識を示す興味深い結果が得られました。この二つの年代層の特性を詳しく分析することで、現代の多世代におけるキャリア支援の方向性が見えてきます。

20-30代:高い意欲と自由な働き方への憧れを持つ支援対象層
20代はキャリア構築意欲が「自分で積極的に構築していきたい」「どちらかといえば自分で構築していきたい」合計64.5%で高水準を示し、学習への積極性に関しても「主に個人で学習し、会社はあまり頼らない」「完全に個人の責任で、常に学び続けなければならない」合計53.3%で過半数以上が個人での学習の重要性を実感しています。
30代は副業・兼業関心が49.4%で全年代最高値、転職サイト登録19.4%も全年代最高など、実際の行動でも他年代を上回る積極性を発揮しています。また、フリーランス独立への関心も20代・30代ともに18.9%と同率で全年代最高です。「フリーランスとして働いてみたいと思った理由をお聞かせください。」という質問に対して、20代は88.2%、30代は85.3%が「自分のペースで柔軟に働きたい」と回答しました。

両世代に共通するのは「キャリア向上への強い意欲と自由な働き方への憧れ」です。このような意欲的な世代には、具体的な行動指針の提供や段階的なキャリアステップの明確化、そして転職・独立を含む多様な働き方を指し示す具体的支援が効果的と考えられます。

60代:経験を活かした自主的キャリア再設計層
60代はキャリア構築意欲が「自分で積極的に構築していきたい」「どちらかといえば自分で構築していきたい」合計68.3%で全年代最高値を示しています。近年、定年退職年齢の延長や健康寿命の伸長により、60代でも現役で働き続ける人が増加しており、従来の「定年=引退」という概念が変化しています。この世代は長年培った専門知識や豊富な人脈を持ちながら、組織に依存しない自由度の高い働き方を模索する傾向があり、豊富な経験を活かしたフリーランス化支援や、専門性を生かせる案件マッチング、そして人生100年時代に対応したセカンドキャリア設計支援が必要になっています。

若手とシニアの対比
「あなたにとって「成功したキャリア」で最も重要なのは何ですか?最大3つお選びください。」という質問に対して、20代では「チャレンジや成長を続ける」ことが最重視される一方、年齢を重ねるにつれて「やりがいのある仕事をする」重要度が右肩上がりに増加し、60代では59.4%と全年代最高値に達します。対照的に「高い収入を得ること」は若手層で高く、シニア層では大幅に低下します。キャリア初期の経済的安定確保から、経験を積むにつれて内発的動機や社会貢献への意識が高まっていきます。また、「安定した雇用を維持する」が30-40代でピークを迎えるのは、ライフステージ上の責任が最も重い時期の特性を反映しています。

④給与不満58.3%、今後のキャリアで「高収入」が重視項目1位でも64.7%が行動せず
〜重視する要素への不満がありながら行動しない構造的矛盾〜
現在の働き方の不満で最も多いのは「給与・待遇が低い」58.3%である一方、今後のキャリアプランで最重視されるのは「高い収入を得ること」35.1%となっており、収入への不満と重視度の高さが全年代で共通して見られます。また、「仕事内容がつまらない」30.8%の不満がある一方で「やりがいのある仕事をすること」24.3%を重視するなど、重視する要素への不満が高いという現実があります。
しかし、この「重視しているものに不満がある」状況にも関わらず、64.7%が「キャリアアップのために特に何もしていない」という矛盾構造が存在しています。これは単なる個人の意欲不足ではなく、「時間がない」25.2%、「何から始めればいいかわからない」22.1%という直接的な障壁に加え、転職によるリスクやスキル不足への不安、さらには「不満を持ちながらも現状に留まることが合理的選択」となってしまう日本の労働市場の構造的問題を示唆しています。行動を起こすコストが現状維持のコストを上回る状況が、この矛盾した行動パターンを生み出していると考えられます。

今後の支援の方向性
本調査により、年代によってキャリア意識や行動パターンに大きな違いがあることが明確になりました。特に20-30代の「高い自律意識と実行ギャップ」、60代の「経験活用と新しい働き方への関心」、そして全年代共通の「意識と行動の乖離」という課題が浮き彫りになっています。
20-30代は高いキャリア自律意識を持ちながらも具体的な行動に移せないという特徴があり、この世代には段階的なキャリア設計支援と実践的なスキル開発機会の提供が効果的です。副業・兼業への高い関心を活かし、リスクを抑えた形での新しい働き方の体験機会創出が重要となります。一方、60代は経験と専門性を活かした自主的なキャリア再設計を希望しており、フリーランス・独立に向けた具体的な準備支援や、豊富な経験を社会に還元できる機会が求められています。特に、やりがいと社会貢献を重視する価値観に応える支援プログラムが効果的です。
注目すべきは、今回の調査では半数超(52.6%)がフリーランスを「キャリアアップ」と認識し、自由度の高い働き方への強い志向が表れており、多様なキャリア選択肢への支援ニーズの高さが伺えることです。全年代共通で見られる「重視する要素への不満が高いにも関わらず行動が限定的」という構造的矛盾の解決には、行動コストの軽減と成功事例の可視化、そして安心してチャレンジできる環境整備が不可欠です。
また、フリーランス・独立についても、単に働き方の選択肢を提示するだけでなく、収入安定化支援や事務手続きのサポートなど、具体的な不安解消策の提供が重要であることが明らかになりました。
 

調査概要
調査期間:2025年9月12日〜9月16日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の正社員/男女/900人(20代-60代各180人)
調査実施:株式会社テックビズ

◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社テックビズ /2025年9月30日発表・同社プレスリリースより転載)

この記事ジャンル キャリア開発研修

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