インテリジェンス、シゴト情報「an」調べ
7月の全国平均時給 前月比7円アップ
| インテリジェンス（東京都千代田区、鎌田和彦・代表取締役 社長執行役員）が運営するシゴト情報「an」では、求人メディアに掲載された求人広告から164職種について、平均時給を分析しています。7月の結果がまとまりましたのでお知らせします。 【 全エリア概況 】 2008年7月の全国平均時給は975円(前月968円、前年同月974円)で、前月比7円の増加となりました。また、対前年同月の増加率は0.1％の増加となりました。エリア別では「関東エリア」が1,041円で最も高く、次いで「東海エリア」（990円）、「関西エリア」（975円）となっています。 全国で0.1%の増加となった対前年同月の増加率をエリア別に見ると、「関東エリア」で1.9％の増加、「関西エリア」で2.1%の増加となり、他3エリアで0.5％〜1.8％の減少となりました。職種別では「専門職系」が1,140円で最も高く、ついで「営業系」（1,042円）、「事務系」（1,017円）となっています。 【 関東エリア概況 】 関東エリアの平均時給は、1,041円(前月1,036円、前年同月1,022円)で前月比5円の増加となりました。対前年同月の増加率は1.9％の増加で、13ヵ月ぶりにプラスに転じました。職種別では、「専門職系」が1,277円と最も高く、次いで「営業系」(1,136円)、「事務系」(1,104円)となっており、対前年同月の増加率では、「販売系」の3.8％が最も高い伸び率となりました。 【 関西エリア概況 】 関西エリアの平均時給は、975円(前月962円、前年同月955円)で、前月に比べ13円の増加となりました。また、対前年同月の増加率も2.1％の増加となり、13ヵ月ぶりにプラスに転じました。職種別では、「専門職系」が1,107円で最も高く、次いで「営業系」（1,083円）、「サービス系」（1,012円）となっており、対前年同月の増加率では、「営業系」の7.8％が最も高い伸び率となりました。 【 東海エリア概況 】 東海エリアの平均時給は、990円(前月991円、前年同月1,001円)で、前月比1円の減少となり、7ヵ月ぶりに1,000円台を割り込んだ3月以来、900円台が続いています。対前年同月の増加率も1.1％の減少となりました。 職種別では、「サービス系」が1,078円で最も高く、次いで「営業系」(1,057円)、「専門職系」(1,048円)となっており、対前年同月の増加率では、「サービス系」の5.2％が最も高い伸び率となりました。 【 九州エリア概況 】 九州エリアの平均時給は、832円(前月814円、前年同月836円)で、前月に比べ18円の増加となりました。対前年同月の増加率を見ると0.5％の減少で、9ヵ月連続のマイナスとなりました。職種別では、「専門職系」が985円で最も高く、次いで「営業系」(973円)、「事務系」(913円)となっており、対前年同月の増加率では、「運輸職系」の6.7％が最も高い伸び率となりました。 【 北海道エリア概況 】 北海道エリアの平均時給は、782円(前月795円、前年同月796円)で、前月に比べ13円の減少となりました。対前年同月の増加率を見ると1.8％の減少となりました。職種別では、「専門職系」「営業系」が839円で最も高く、次いで「事務系」(826円)となっており、対前年同月の増加率では、「営業系」の7.0％が最も高い伸び率となりました。 【 7月の結果から 】 7月の集計結果を見ると、前月比が「関東エリア」で5円、「関西エリア」で13円、「九州エリア」で18円の増加となる一方、「北海道エリア」で13円、「東海エリア」で1円の減少となり、関東・関西・九州エリアでの増加が、北海道・東海エリアでの減少を吸収し、全国平均は前月比7円の増加となりました。 全国の対前年同月の増加率は、0.1％の増加とほぼ停滞している状況にあり、原材料・原油の高騰による仕入原価や物流コストの増加も継続すると考えられることから、さらなる時給上昇には歯止めがかかるのではないかと予想されます。 詳細の資料をご希望の方は、こちらよりダウンロード可能です。 【参考】 anで実施しております意識調査や求人情報に関するデータは、anサービスサイト「 anレポート 」にて公開しております。 （インテリジェンス http://www.inte.co.jp ／同社プレスリリースより抜粋・8月27日） |