テンプスタッフ、留学生就職支援事業を開始
総合人材サービスのテンプスタッフ(東京都渋谷区、篠原欣子・代表取締役社長)では、学校法人(以下、大学)向けに在日外国人留学生への就職支援サービスを開始致します。9月には、帝京大学にて就職セミナーを開催し、大学と協同で留学生の日本就職を支援してまいります。 現在、少子高齢化による労働力不足解決施策として、外国人人材の活用は大きな鍵となっています。政府も「留学生30万人計画」(※1)を策定し、今年6月の中央教育審議会では、留学生の就職活動期間の規制緩和、日本語検定試験の実施回数の増加が検討されています。一方、2006年度に卒業・修了した留学生の80%以上が日本での就職を希望しながらも、就職率は26.8%(※2)にとどまっています。その原因として、日本企業入社時のルールやマナー、日本語での自己PRをはじめ、就職活動における情報不足や日系企業の商習慣への理解不足などが挙げられます。弊社では、大学と協同でより実践的で包括的な就職支援プログラムを開発・運営し、留学生の就職率向上を目指します。 7月4日(金)に実施した帝京大学との留学生就職支援プログラムでは、日本企業が求める人材像や就労ビザについてなど、就職活動の基礎知識に関するガイダンスを実施、58名が参加し、ガイダンス終了後も質問が殺到するなど、外国人留学生の就職活動への意識の高さを実感しました。今後は、9月16日(火)より、日系企業の業界研究やビジネスマナー、自己分析に関するセミナー、模擬面接試験、個別カウンセリングなど、同大学のキャリアサポートセンターと連携しながら実施する予定です。 弊社では、2007年7月より経済産業省・文部科学省による「アジア人財資金構想」(※3)事業に参加し、留学生の就職支援ノウハウを蓄積してまいりました。2年間にわたり、大学に通う留学生へ日本企業の商習慣講座や個別カウンセリング、インターンシッププログラムなどを実施し、支援対象留学生の多くがすでに、大手製造業、IT、アパレル、シンクタンクなどへの内定を獲得するなど成果をあげています。また、外国人派遣を専門に手掛ける弊社ユニバーサルオフィスでは、留学生と企業両者のニーズに即し、専任の外国人コーディネーターによるきめ細かいサポート体制が大きな強みとなります。将来的には、海外グループ会社のネットワークを活かし、留学生帰国後も、日本企業の橋渡しの役割を果たすことも視野に入れています。 テンプスタッフグループでは、今後も、大学に対し留学生の就職支援ノウハウを提供していくとともに、留学生の日本における就業機会の拡大と日本社会のさらなる発展に寄与してまいります。 (※1)2008年2月文部科学省・留学生特別委員会「2020年までに外国人留学生を現在の約12万人から30万人に増大」 (※2)出典:独立行政法人日本学生支援機構「平成18年度外国人留学生進路状況・学位授与状況調査結果」 財団法人アジア人口・開発協会「アジア各国からの留学生の雇い入れに関する実態調査報告書」 (※3) 就職までの過程を念頭においた日本における初めての留学生支援事業。産業界と大学が一体となり、留学生の募集・選抜から専門教育・日本語教育、就職活動支援までの人材育成プログラムを一貫して行う。 (テンプスタッフグループhttp://www.tempstaff.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・8月1日) |