エイベックス、従業員を対象にジョブ型の新人事制度を開始
エイベックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:黒岩克巳)は、2024年1月よりグループ従業員を対象に、等級・報酬制度などを刷新した新人事制度「ジョブ型人事制度」を開始しました。また、「ジョブ型人事制度」導入に伴い、各従業員がキャリアやスキルを選択し、キャリアの自律が求められることから、ポジティブな職務変更を支援・促進する仕組みとして「公募制度」「FA制度」を順次導入予定です。
【新人事制度導入の背景】
当社は、企業理念「エンタテインメントの可能性に挑みつづける。人が持つ無限のクリエイティビティを信じ、多様な才能とともに世界に感動を届ける。そして、豊かな未来を創造する。」を策定し、この企業理念に基づく中期経営計画「avex vision 2027」の重点戦略として「多様な地域・多様な分野で"愛される"IPの発掘・育成を目指す」(※)を掲げています。「avex vision 2027」の達成に向けて、成長戦略の実現と中長期的な事業拡大を図るため、2023年8月にグループ組織再編を実施しました。組織再編だけではなく、人事制度改革を実施し、多様性のある制度と更なる競争力の強化を通じてIP創出に注力していきます。
【新人事制度概要(各職務における特性を反映させた報酬設計)】
当社グループは音楽事業をはじめマネジメント、アニメ・映像、デジタル、海外など様々な事業を展開しており、約150の職務が存在しています。今回の「ジョブ型人事制度」ではそれぞれの職務における特性が異なることを加味し、難易度・希少性・業界水準などの指標を元に、職務ごとに決定されたジョブグレードに応じて報酬が決定する設計となっています。
職務ごとの違いだけではなく、同じ職務の中でも従事する業務内容の難易度により複数のジョブグレードが設定されており、多様な報酬設定、キャリア設計が可能な仕組みです。
また各職務、ジョブグレードごとに策定された職務要件定義や業務内容、必要要素(スキルや経験など)を全従業員に可視化することで、個々のキャリア自律を促し、多様なキャリアパスの実現を目指します。
【「公募制度」「FA制度」概要(順次導入予定)】
「ジョブ型人事制度」導入に伴い、個々のキャリア自律がより求められることになります。部門と個人のニーズを直接的にマッチングさせ、組織の活性化やポジティブなキャリアチェンジを促す仕組みとして、「公募制度」「FA制度」を順次導入予定です。
・公募制度
組織の活性化や意欲のある人材募集を目的に「公募制度」を導入。状況に応じて年間を通じてフレキシブルに実施する予定。
・FA制度
他職務へのチャレンジを支援することを目的に「FA制度」を導入。一定の条件を満たした従業員がエントリーすることが可能で、定期的なタイミングで実施予定。
※:IPとは、"Intellectual Properties"の略で、知的財産のことを指します。エンタテインメント分野では、アーティスト、タレント、楽曲、アニメ・映像作品、キャラクター、ゲームなどがIPと呼ばれています。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(エイベックス株式会社 / 3月28日発表・同社プレスリリースより転載)