転職求人倍率2024年2月
2024年2月は2.67倍(前月差‐0.13ポイント)
~求人数は過去最高値。転職希望者も新年度採用に向けて増加~
パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」(編集長:加々美 祐介)は、2024年2月の転職求人倍率をまとめた「doda転職求人倍率」を発表いたします。
<2024年2月の概況>
・転職求人倍率
2024年2月の転職求人倍率は、前月から‐0.13ポイントの2.67倍となりました。求人数は前月比104.4%、前年同月比123.1%となりました。転職希望者数は前月比109.6%、前年同月比99.1%でした。
・求人数増加率P.2「■業種別 求人数増加率」「■職種別 求人数増加率」参照
求人数は、業種別では12業種(「その他」は除外)のうちすべてで前月から増加しました。最も増加率が大きかったのは「商社」(前月比106.7%)、次いで「人材サービス」(前月比106.1%)でした。職種別でも11職種(「その他」は除外)のうちすべてで前月から増加しました。最も増加率が大きかったのは「事務・アシスタント」(前月比106.7%)、次いで「企画・管理」(前月比104.8%)でした。
解説と今後の見通し(doda編集長:加々美 祐介)
・2024年2月の解説
求人数は過去最高値。転職希望者も新年度採用に向けて増加
2月の求人数は前月比で増加しました。4月以降の採用を見据えて求人を行う企業が増えたことや、一部の企業で採用が中長期化し、前月に引き続き求人を行うポジションがあったためと考えられます。特定のスキルやノウハウを持った人材を即戦力として採用したい企業は、ニーズに合う人材に出会えるまで採用活動を続ける傾向が見られます。4月以降を見据えた新規の求人と、継続募集している求人の積み上げもあり、求人数は本定義で転職求人倍率を算出した2019年1月以降で過去最高値となりました。転職希望者数についても、新年度に向け転職活動を始める人が多く、例年どおり増加しました。転職希望者の増加率のほうが求人数より大きかったため、転職求人倍率は下降しました。
・業種別の解説
求人数の増加率が大きい「商社」では、特に間接資材(消費財)を扱う専門商社で増加が見られました。コロナ禍を経てECサイトでのニーズが加速している背景から、マーケティングやエンジニアなどの職種の求人が増加しました。
・3月以降の見通し
3月の求人数は、新年度採用計画を見越し、企業の活発な採用意欲は継続することが予想され、増加が見込まれます。転職希望者数も2月に続き新年度に向け転職活動を始める人がいるため、微増する見込みです。求人数のほうが転職希望者数より大きく増加し、転職求人倍率は上昇すると推測されます。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(パーソルキャリア株式会社 / 3月21日発表・同社プレスリリースより転載)