非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査(2023年3-4月)
23年3-4月にアルバイトの仕事を探した割合は15.1%。最も探された職種は[オフィスワーク]で30.7%。
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、全国の15~69歳の男女(中学生を除く)(有効回答数:スクリーニング調査16,488名、本調査1,600名)を対象に実施した「非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査(2023年3-4月)」の結果を発表しました。
※非正規雇用:アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託社員
◆TOPICS
- 23年3-4月にアルバイトの仕事を探した割合は15.1%。23年1-2月比は微増、22年3-4月比は微減。属性別では、[フリーター][シニア]で23年1-2月比・22年3-4月比ともに増加。
- [高校生][大学生・大学院生]の4人に1人程度が、SNSでのアルバイト探し経験があると回答。SNSのアルバイト探しのメリットは効率の良さ、不安に思うことは闇バイトへの関与、情報の安全性や確かさ。
- 子供のアルバイト先に関心がある親は6割を超える。一方でアルバイト先について子供から相談をされたことがある親は4割に満たず。
◆調査詳細
<2023年3-4月のアルバイト求職ニーズ>
23年3-4月にアルバイトの仕事を探した人は15.1%(23年1-2月比:0.1pt増、22年3-4月比:0.1pt減)となり、今後の予定(現在アルバイトの仕事を「すでに探している」+「探すことを検討している」)は18.1%となった。
探した職種は[オフィスワーク]30.7%、[販売・接客・サービス]25.1%、[軽作業]20.3%がTOP3。23年1-2月比・22年3-4月比ともに増加した職種は、[警備・清掃・ビル管理]、[医療・介護・保育]の計2職種となった。
反対に、23年1-2月比・22年3-4月比ともに減少した職種は、[販売・接客・サービス]、[軽作業]、[飲食・フード]など、計4職種となった。
<高校生、大学生・大学院生のSNSでのアルバイト探し>
[高校生][大学生・大学院生]にSNSでアルバイトを探したことがあるか聞いたところ、「ある」が23.4%、「ないけれど、今後検討している」が18.1%となった。
属性別でみると、[高校生]より[大学生・大学院生]で探したことが「ある」は高く、[大学生・大学院生]の[女性]が27.7%で最も高い。
SNSでのアルバイト探しでメリットだと思うものは、[すぐに求人に応募できる]が38.5%で最も高く、次いで[すぐに働くことができる]が33.3%、[面倒な登録手続きがない]が32.2%となり、Z世代に多く見られるタイパなどの効率の良さに関する項目が上位となった。
一方で、SNSでのアルバイト探しの際に不安に思うことを自由回答で聞いたところ、SNSでアルバイトを探したことがある[高校生]では「あまりにも時給が高いと、闇営業かもしれないと思うことがある」、[大学生・大学院生]では「闇バイトだったらどうしようと考えてしまう」などがあり、闇バイト・闇営業など、違法性のある仕事に関わってしまう可能性や、記載情報の安全性や確かさなどを不安視するキーワードが頻出した。
<子供のアルバイトに対する親の関心>
高校生または大学生・大学院生の子供がいる人に子供のアルバイト先にどの程度関心があるかを聞いたところ、「高い関心がある」が12.0%、「関心がある」が50.3%となり、子供のアルバイト先に関心のある親は62.3%となった。また、性別でみると男性より女性の方が「関心あり」が16.6pt高い。
また、子供からアルバイト先について相談を受けたことがあるかを聞いたところ、相談を受けたことが「ある」が35.6%となり、関心の有無と実際の相談有無では、ギャップのある結果となった。
◆調査概要
内容:非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査(23年3-4月)
調査期間:2023年5月1日~5月8日
調査対象:
・スクリーニング調査:全国の15~69歳の男女(中学生を除く)
・本調査:全国の15~69歳の男女(中学生を除く)のうち、3-4月に非正規雇用の仕事探しをした人
調査方法:外部パネルによるインターネット調査
有効回答数:スクリーニング調査:16,488名 本調査:1,600名
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ / 5月30日発表・同社プレスリリースより転載)