ワイキューブが離職率問題を解決するため
組織活性化・人材採用の分析ツールを開発
人材採用コンサルティングのワイキューブ(東京新宿区、安田佳生・代表取締役)はこのほど、個人の価値観を数値化し、企業内の価値観共有度合いを測定する、組織活性化と人材採用に役立つ分析ツール【Y-CUBE Creed Sharing Survey(以下、CSS)】を開発し、販売を開始しました。
新卒で従業員数200 名以下の企業に就職し、入社3年以内に転職をしたことがある、もしくは転職を考えたことがある若手社員400 名を対象に実施した「就職と転職に関する意識調査」によると、社長(経営陣)の方針に関しては、82%が「トップ(経営陣)のビジョンや企業理念と自身の志向とのズレは転職を考える理由になる」と回答したのに対し、「会社でトップの考えが会社全体に浸透して いる(いた)と思う」のは21.8%にとどまっています。このように、経営トップと若手社員との意識のズレが入社3年以内の離職率上昇に大きく影響していることがわかりました。
採用人数の少ない中小企業にとって、近年問題となっている入社3年以内の離職率の上昇は、経営の重要課題である組織力強化に大きな影響を及ぼします。同社はこの離職率問題を解決するために、価値観を数値化し、経営者と従業員との価値観のズレや現組織の課題点を把握する国内初のサーベイ、CSSをレアリゼ(東京都港区、眞田茂人・代表取締役)と共同開発しました。
組織の現状を把握し、組織力強化のための問題解決を促す組織診断サーベイとしてはもちろん、採用活動時に使用することで、理念を共有しやすい人材の採用を実現し、会社組織全体の理念浸透度合いを高めることに役立つサーベイです。採用コンサルティングサービス実施企業向けに組織診断、採用診断サーベイとして提供を開始し、単独販売商品としてのパッケージ化も予定しています。
(ワイキューブ http://www.y-cube.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・4月5日)