2023年「人材不足調査」結果
世界平均の「人手不足感」は過去最高値の77%を記録、日本は78%の結果に
総合人材サービスのマンパワーグループ株式会社 (本社・東京都港区、代表取締役社長:池田 匡弥、以下マンパワーグループ)は、 日本を含む世界41カ国・地域の雇用主を対象に、「人材確保の難易度」「必要とされているテクニカルスキル」「従業員に求められるソフトスキル」について調査を行い、その結果を発表します。
【グローバル/日本】人材確保の難易度:世界平均75%→77%、日本74%→78%
今年で17回目を迎える本調査は、世界41カ国・地域の雇用主39,000人を対象に実施。人材不足を感じている雇用主(世界平均)は、前年比2%増の77%に達し、調査開始以来、最も人材不足が強い結果となりました。日本では、前年比4%増の78%となり、2年ぶりに世界平均を上回っています。
【日本】必要とされているテクニカルスキル:前回調査結果に続き、「人事関連のスキル」が1位
新型コロナウイルスのパンデミックを通して、テレワーク導入が拡大し、働く環境が大きく変わりました。また、個々においても働き方を再認識する機会となったため、従来とは異なるキャリア観が醸成されつつあります。企業は変化に対応するため、採用・組織運営・キャリア育成を含めた人材戦略を策定することが必要です。このような背景から、「人事関連のスキル」が最も求められるテクニカルスキルとなりました。
【日本】従業員に求められるソフトスキル:前回調査結果1位「創造性、独創性」→「リーダーシップ、社会的影響力」
企業は気候変動への対策、多様性・平等・包括・信頼関係の推進など、持続可能な社会へ向けた取り組みを実行しています。これらの新たな取り組みを積極的に進めている状況下、働く従業員に求めるソフトスキルとして、「リーダーシップ、社会的影響力」、「創造性、独創性」が上位でした。
【日本】スキルギャップに関する課題への対応策とは
スキルギャップへ向けた対応策として、62%の企業が「既存社員のスキルアップやリスキリングを実施」と回答し、これまで以上に、従業員へ投資することを計画しています。一方、52%の企業が「新たに正社員の採用を計画」と回答しており、人材を新たに採用・配置することにも意欲的です。
【日本】人材不足解消に向けた企業の対応策とは
人材不足解消へ向けた対応策として、56%の企業が「より柔軟な選択肢を提供。働く時間帯(パートタイム、フレックス勤務)、働く場所(勤務エリア、ハイブリッドワーク、リモートワーク)」と回答。約6割の企業が、働く時間帯や場所に柔軟性を持たせることを計画しています。
■調査概要
調査時期:2023年1月2日~1月31日
調査機関:自社調査
調査対象:世界41ヵ国・地域における雇用主等
有効回答数:39,000人(国内:1,020人)
調査方法:マンパワーグループWEBアンケートによる調査
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(マンパワーグループ株式会社/ 3月27日発表・同社プレスリリースより転載)