仕事探しに関するアンケート調査
応募した企業からの最初の連絡 半数以上が2日たった段階で遅いと感じる「応募から2日」31.0%、「応募から4日以降」22.7%、「応募から3日」22.3%
総合人材情報サービスの株式会社アイデム(本社:新宿区新宿/代表取締役社長:椛山 亮)は、2022年12月~2023年1月に総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に仕事探しに関する調査を実施しましたので、結果を一部抜粋してお知らせします。
<調査結果>
【最初の連絡が「遅い」と思うまで】
「応募から2日」31.0%、「応募から4日以降」22.7%、「応募から3日」22.3%
半数以上が2日たった段階で遅いと感じる
求人に応募した人に、応募した企業からの最初の連絡はどの程度時間が経つと遅いと感じるかきいた。
全体では、「応募後半日」が7.7%、「応募後翌日」が16.2%、「応募から2日」が31.0%、「応募から3日」が22.3%、「応募から4日以降」が22.7%となった。2日たった段階で、半数以上の人が「遅い」と感じるようだ。企業からの反応が思わしくない場合、印象に良い結果はもたらさず、意欲が薄れ、別の企業の求人に応募を促す一因となるかもしれない。
希望する雇用形態別にみると、「正社員」を希望する人の方が非正規雇用計(パート・アルバイト、契約または嘱託社員、派遣社員の計)よりも「応募から4日以降」を選ぶ割合が1割ほど高く29.2%だった。
感染症の影響の有無別にみると、感染症の影響が「あり」の人の方が、連絡を遅いと感じ始めるのが早い。
年代別にみると、特に「30代以下」では連絡を遅いと感じ始めるのが早い。また、「応募から2日」までで59.3%と約6割の人が遅いと感じていることから、企業としては素早い初動を求められている。
【新型コロナウイルス感染症の影響】
新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を探している人は25.6%
求人に応募した人に、今回仕事探しをしている理由に「新型コロナウイルス感染症の影響」は関連しているかきいた。
全体で25.6%が「はい」と回答し、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて仕事探しをしていた割合は四分の一程度となった。
希望雇用形態別に影響の有無をみると、「派遣社員」では33.3%で、他の雇用形態希望者よりも高かった。
【応募件数の目安】
「2~5件」39.8%、「良い条件の求人があればすべて応募したい」29.2%
正社員は「件数に目安はなく、よい条件の求人があればすべて応募したい」が3割を超える
求人に応募した人に、今回の求職活動期間の中で、求人に応募する件数の目安があるかどうかきいた。全体では、 「2~5件」 が最も多く39.8%、次いで「良い条件の求人があればすべて応募したい」が29.2%、「1件だけ」が25.0%、「6~10件」が3.8%、「11件以上」が2.2%となった。「1件だけ」を選んだのは全体の4分の1で、4分の3は複数の企業に応募している。
希望雇用形態別にみると、「正社員」では、「件数に目安はなく、よい条件の求人があればすべて応募したい」の割合は33.0%となり、他の雇用形態よりも目安を設けていない割合が大きい。「パートまたはアルバイト」では「2~5件」が41.3% 、「1件だけ」が28.7%で、正社員希望者より応募件数に目安を設けて活動している人が多い。
仕事探しにおける新型コロナウイルス感染症の影響の有無別にみると、「感染症の影響あり」の人では、「6~10件」「11件以上」の応募をする意向の人が多かった(42.1%)。
【正社員を希望する理由】
「将来にわたって安定して働きたいから」66.0%、「社会保険に加入できるから」39.6%、「他の雇用形態より収入が得られると思うから」34.9% 男性のほうがキャリアアップや収入額を重視している傾向
求人に応募した、正社員雇用を希望する人に、なぜ正社員を希望するのかを聞いた(複数回答)。最も多かったのは「将来にわたって安定して働きたいから」で66.0%、次いで「社会保険に加入できるから」が39.6%、「他の雇用形態より収入が得られると思うから」が34.9%となっている。
性別との関係をみると、「男性」のほうが「女性」よりも「自身のキャリア(仕事経験や意識・技術等)を維持・向上したいから」が15.0pt、「興味のある仕事が正社員での募集だったから」が14.6pt、「他の雇用形態より収入が得られると思から」が14.3pt高くなった。キャリアアップや収入額を重視して正社員を選びたいと考えている人が多いようだ。
一方、「女性」のほうが「男性」よりも「将来にわたって安定して働きたいから」が24.3pt高くなった。長期間就業できる期待を込めて、正社員を選んでいる人が多いようだ。
【パート・アルバイトを希望する理由】
「自分の都合の良い時間や曜日に働きたいから」49.5%、「生活との両立を図りたいから」39.1%、「気楽に働きたいから」27.2% 女性は37.1%が扶養の範囲内での就労を望む
求人に応募した、パートまたはアルバイトを希望する人に、なぜその雇用形態を希望するのかを聞いた(複数回答)。最も多かったのは「自分の都合の良い時間や曜日に働きたいから」で49.5%、次いで「生活との両立を図りたいから」が39.1%、「気楽に働きたいから」が27.2%となった。
性別との関係をみると、「男性」のほうが「女性」よりも「気楽に働きたいから」が11.7pt、「一定期間で計画的に働けるから」が8.3pt、「正社員としての職が得られないから」が8.0pt高くなった。心身に負担をあまりかけない範囲で仕事を探している人と、取り急ぎ仕事につきたいという人が多いようだ。
一方、「女性」のほうが「男性」よりも「扶養の範囲内で働きたいから」が29.7pt、「生活との両立を図りたいから」が7.8pt高くなった。扶養の範囲内での就労を望む声は特に男性との差が大きく、特徴になっている。
<調査概要>
調査対象:総合求人サイト『イーアイデム』の会員で2022年12月1日~2023年1月31日の期間に『イーアイデム』から求人に応募した人
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社アイデム
調査期間:2022年12月2日~2023年2月5日
有効回答:555名
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社アイデム / 2月27日発表・同社プレスリリースより転載)