人的資本経営におけるエンゲージメントに関する企業の取り組み実態調査
従業員のエンゲージメント向上への課題意識を持つ企業は7割以上に
Well-being関連施策の実施は3割超えるも、企業規模で大きな差
総合人材サービスのパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田孝雄)は、人的資本経営におけるエンゲージメントに関する企業の取り組み実態調査を行いました。
【調査結果サマリー】
■エンゲージメント向上への取り組みについて:72.1%の企業がエンゲージメント向上への課題意識を持つ
・エンゲージメント向上に課題を感じているかについて、「非常に感じている」「ある程度感じている」と回答した企業は合計で72.1%と、高い割合を占めた。
■エンゲージメント向上に関する課題について:30.6%の企業が「管理職層の課題認識が薄い」と回答
・エンゲージメント向上に関する具体的な課題については、「管理職層の課題認識が薄い」が30.6%で最上位となった。他に、「育成・キャリア面」「評価・処遇面」「職場環境・働き方」「組織風土」などの問題がエンゲージメント向上の阻害になっていると答えた人も、それぞれ25%以上の割合を占めた。
■Well-being・健康増進への取り組み度合い:35.4%の企業が、Well-being施策を「行っている」と回答、企業規模によって大きな差が生じる
・Well-beingに関する会社としての施策については、「行っている」が35.4%、「行っていない」が49.4%であった。行っている割合は企業規模が大きくなるにつれて高くなり、中小企業では24.3%であるのに対して、超大手企業は46.8%であった。
本調査は、企業の経営層ならびに人事に携わる人を対象に、人的資本経営に関連する人事施策について調査を実施し、その中から「エンゲージメント」に関連する取り組みをレポートにまとめたものです。エンゲージメント向上への取り組み度合、Well-being・健康増進への取り組みについて記しました。
<TOPICS>
1.エンゲージメント向上への取り組みについて
●エンゲージメント向上に課題を感じている度合い(全体)
エンゲージメント向上に課題を感じているかについて、「非常に感じている」「ある程度感じている」と回答した企業は合計で72.1%と、高い割合を占めた。
2.エンゲージメント向上の課題について
●エンゲージメント向上に関する課題(全体)
エンゲージメント向上に関する具体的な課題については、「管理職層の課題認識が薄い」が30.6%で最上位となった。他に、「育成・キャリア面」「評価・処遇面」「職場環境・働き方」「組織風土」などの問題がエンゲージメント向上の阻害になっていると答えた人も、それぞれ25%以上の割合を占めた。
3.Well-being・健康増進への取り組みについて
●Well-being施策の実施状況(全体/企業規模別)
Well-beingに関する会社としての施策については、「行っている」が35.4%、「行っていない」が49.4%であった。行っている割合は企業規模が大きくなるにつれて高くなり、中小企業では24.3%であるのに対して、超大手企業は46.8%であった。
■調査概要
調査エリア:全国47都道府県
調査対象者:
- 25~69歳男女
- 経営者・役員、および会社員(管理職/一般社員)のうち1年以内に人事・採用関連の業務について「最終決裁をする立場」または「選択肢を絞り込む立場」のいずれかにあてはまる人
- 勤務先または経営する企業の従業員規模が30名以上の人
企業区分:勤め先(または経営企業)の従業員人数30~499名:中小企業 / 500~4999名:大手・中堅企業 / 5000名以上:超大手企業
サンプル数・割付:n=1,000(中小企業/大手・中堅企業/超大手企業)
調査期間:2022年9月15日(木)~2022年9月16日(金)
調査手法:調査会社(クロス・マーケティング社)によるインターネット定量調査
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(パーソルホールディングス株式会社 / 2月10日発表・同社プレスリリースより転載)