上限規制にらみ5%以上賃金改善へ 高砂熱学工業
空調設備工事業の高砂熱学工業㈱(東京都新宿区、小島和人代表取締役社長COO)は、来年4月から適用される時間外労働の上限規制などに対応するため、報酬体系の改定に着手する。2024年4月入社者(グローバル職)の大卒初任給を現行の24万2000円から27万円に高めるほか、同時に全役職員の報酬テーブルを改定し、年収ベースで平均5%以上の給与水準引上げをめざす。
同社では上限規制に向けた効率化策として、施工プロセスの変革をめざす「T―Base」プロジェクトを展開中。製品・工法の標準化や、現場ではなく自社設備内で製品を生産するオフサイト生産へのシフトなどを進めている。少子化などで今後の人財の減少が予想されるなか、人財投資の一環として報酬体系の改定に取り組む。
(労働新聞社 労働関連ニュース 2023.02.07より転載)
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