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ニュース
人事サービス 雇用・採用
掲載日:2022/12/13

Withコロナ時代における仕事への影響、転勤に関する意識調査

6割が「現在も影響を受けている」と回答

2020年、新型コロナウイルスによって企業の倒産・失業者の増加、在宅勤務の普及など、人々の働き方も大きく変化しました。

時代は「Withコロナ」となり、2020年8月に1.03倍まで落ち込んだ有効求人倍率(全国)は2022年9月時点で1.34倍まで回復しています。

感染拡大防止のために普及した在宅勤務もGoogle、ホンダ、テスラなどを中心に縮小傾向となっている2022年。

人々の働き方や企業選びの価値観は今後どう変化していくのでしょうか。

アントプロダクション株式会社(代表取締役:河村 達也)が運営する、仕事に関する悩みに向き合うWebメディア「リバティワークス」は、コロナ禍が仕事に与えた影響とwithコロナ時代における転職意識の変化についてアンケート調査を実施しました。

 

■現在、仕事でコロナ禍の影響を受けていますか?

コロナ禍で打撃を受けた企業もあれば、巣ごもり需要などが追い風になった企業も存在します。

仕事で受けているコロナの影響について質問したところ、60%の方がコロナ禍で一定以上の影響を受けたと回答しました。

44%の方は「現在もコロナ禍の影響を大きく受けている」と回答。「以前と変わらない」と感じているのは15%に留まっています。

では、具体的にどのような影響を受けた方が多いのでしょうか。

 

■仕事でコロナ禍の影響を実感した場面はありますか?

コロナの影響を実感した場面について質問したところ、特に多かった回答は業績の悪化(95名)と給料の変化(87名)でした。

テレワークへの移行(73名)、人員不足(71名)、仕事が忙しくなった(70名)などの回答も多いです。

コロナ禍による働き方の変化は、売上や収入などの金銭面にも実際の業務にも大きな影響を及ぼしています。

「業績の好転」を挙げている方や「仕事が暇になった」とする回答もあり、業界や職種によって明暗が分かれているようです。


 
■Withコロナ時代の働き方をどう思いますか?

大小の差はあれど、多くの方がコロナ禍の影響を受けながら働いています。

今後も同じ職場で働けるか、同じ業界にいられるか、不安を抱えている方は少なくありません。

Withコロナ時代の働き方について質問したところ、回答者の31%が「今の職場では働けない」と回答しています。

アンケートは下記の項目で実施していましたが、3・4の項目を選んだ回答者は0名でした。

【実際のアンケート項目】

  1. 今の職場では働けないと思う
  2. 不安が大きいが、転職するつもりはない
  3. 不安はあるが、やっていけると思う
  4. 今の職場で問題なく働ける

Withコロナ時代に移り変わった現在も、働き手の不安は大きく残っているのが分かります。

 

■現在の職場に不満なポイントはありますか?

「今の職場では働けない」と考えている方は、職場のどこに不満を感じているのでしょうか。

「不満が全くない」と回答したのは14%(43名)。86%の方が職場に対して何らかの不満を持っている結果になりました。

もっとも多かった不満は「収入」で59%(177名)。約6割の回答者が収入に不満を感じながら働いています。

コロナ禍による多忙で職場の空気がギスギスしている状況を不満に思う回答も複数ありました。

「コロナの影響で増えた労働量と賃金が見合わない」など、複合的な不満を持つ方も多いようです。

 

■「今の仕事から転職したい」と考えたことがありますか?

終身雇用がスタンダードだった時代もありますが、現代において転職は珍しい話ではありません。

キャリアアップや年収アップ、働きたい業界・職種への転向など、転職理由は様々です。

転職への意識に関する質問では、72%(215名)の回答者が「転職したい」と考えた経験があると回答しています。

 

■転職を考えたきっかけは何ですか?

一度入社した企業から、「転職したい」と考えるきっかけはどこにあるのでしょうか。

「転職したい」と考えた経験のある215名に転職のきっかけについて質問したところ、約6割の133名が職場への不満がある点と同じく「収入の低さ」を挙げています。

「人間関係」「仕事の内容」の項目も、職場への不満に関する設問で上位を占めていました。

結果の一致から見るに、「普段から職場に感じている不満が高まり、転職を考える」方が多数派のようです。

 

■コロナ禍が始まってから何回転職をしましたか?

「今の職場を辞めて転職したい」と考えてから、実際に転職をした回数についてもアンケートを取りました。

コロナについて報道された2020年1月から現在までに、転職をした方は28%(85名)。


72%(215名)は約3年間の間、現在の職場から転職をしていません。

「転職をした」回答者の内訳は転職回数1回が66人、2回が14人、3回以上が5人でした。

今の職場に不満を持ちつつも実際の転職には踏み切らない方が多数派です。

 

■転職先を決めた理由は何ですか?

実際に転職をした85名に転職の決め手になった理由を聞きました。


最も多い理由は「収入アップ」ですが、37名と半数以下に収まっています。

「労働環境」(35名)「仕事の内容」(29名)を理由に挙げる方も多く、収入以外の基準で職場を選ぶ層も少なくありません。

職場への不満で上位にあった「人間関係」(15名)「昇給・昇進の基準」(6名)は、比較的低い割合。

入社前の段階では見えにくい条件より、求人票から読み取れる情報と自分の目標を重視する方が多いようです。

 

■コロナ禍の影響もあり、転職意識は高まっている

アンケートの結果、全ての回答者がコロナ禍における働き方に不安を感じているのが分かりました。

「収入」に不満を抱く回答者が多く、コロナ禍による業績の悪化、収入減・ボーナスカットの影響は大きいと言えるでしょう。

職場への不満を感じ、転職を考えながら躊躇してしまう方も少なくありません。

実際に転職をした方の回答傾向を見ると、転職を考え始める理由と転職先の決め手は異なります。

今の職場に不安がある方は、自分が「どんな企業に転職したいのか」考える情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。

 

【調査概要】
・調査概要:コロナ禍で受けた影響・転職についての意識調査
・有効回答数:300名
・調査対象:日本在住の男女
・調査実施日:2022/11/21~2022/11/28
・調査方法:インターネットによる任意調査(自社調査)


◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(アントプロダクション株式会社/ 12月5日発表・同社プレスリリースより転載)

この記事ジャンル 雇用管理

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