2024年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)
9月時点でインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加したことのある割合は84.7%
半数以上の学生が、「参加にあたっての準備が足りないと感じた」と回答
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2024年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(2,789名)を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)」の結果を発表しました。
《TOPICS》
- 9月時点でインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加したことのある割合は前年比1.6pt増の84.7%
- 初めて参加した時期は「2022年8月」が最多。参加時期について「適切なタイミングで参加できた」と感じている割合は58.1%
- 9月までに参加した際の準備状況は「活動に困るほどではなかったが事前の準備が足りないと感じた」が最多で49.1%。準備が足りていないと感じた学生の合計は55.3%で半数を超える
- 授業のある10~12月のインターンシップ・ワンデー仕事体験について「時間はないが、参加意欲はある」と回答した学生は前年比3.9pt増の35.1%で最多
【調査概要】
24年卒学生の9月時点でのインターンシップ・ワンデー仕事体験への累計参加率は、前年比1.6pt増の84.7%で、すでに前年の12~1月と近い水準となっている。
初めて参加した時期は「2022年8月」が36.2%で最多となった。また、参加時期について、「適切なタイミングで参加できた」が最多で58.1%、次いで「もっと早く参加すればよかった」が32.3%だった。夏季休暇での参加が浸透している様子がうかがえる。
9月までにインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加した学生に準備状況を聞いたところ、「活動に困るほどではなかったが事前の準備が足りないと感じた」が最多で49.1%だった。「まったく事前の準備が足りておらず、内容についていくのに苦労した(6.2%)」と回答した割合とあわせると、準備が足りないと感じた学生は55.3%で半数以上だったことがわかる。理由として「専門用語や企業独自の仕組みなど知っておけばより活動の質が上がった」などの回答があり、インターンシップ・ワンデー仕事体験をより良いものにするために、詳細な情報収集が重要だと感じたようだ。
多くの大学で授業期間にあたる10~12月だが、時間的余裕があるか、インターンシップ・ワンデー仕事体験への参加意欲はあるか聞いたところ、「時間はないが、参加意欲はある」と答えた学生が最多の35.1%で、前年よりも3.9pt増加した。コロナ禍はまだ収束していないが対面授業に切り替える大学も増えており※、学校から企業への移動時間などを考慮すると、10月から12月の参加は学業との両立が難しいと感じていることが予想される。
※「大学等における授業の実施方針等に関する調査の結果について」(文部科学省)
【調査担当者コメント】キャリアリサーチラボ 主任研究員 東郷こずえ
夏季休暇にインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加した学生が増加し、累計での参加割合は84.7%となりました。9月までに参加した学生は、参加するタイミングとして適切だったと感じる一方で、参加するにあたって事前の準備が足りなかったと感じる割合が半数以上でした。ただ、この「足りない」と感じたことは決して悪いことではなく、そこにインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加した意義があります。就業体験をしたり、他の就活生と交流したりして客観的に自分のことを見て、自身の強み・弱みに気づけたのではないでしょうか。今後は、「足りない」と感じたことをどのように補うのか、大学内外で行われる次の学びに生かしていくことが大切だと思います。
【調査概要】
「マイナビ 2024年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)」
○調査期間/2022年9月20日(火)~9月30日(金)
○調査方法/マイナビ2024の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2024年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/2,789名(文系男子496名 理系男子536名 文系女子1,178名 理系女子579名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ/10月19日発表・同社プレスリリースより転載)