2022年フリーターの意識・就労実態調査
今後最も希望する働き方は「正社員」が33.4%で、雇用の安定性を重要視する人が増加傾向。リスキリングを必要だと感じる人は6割弱で、理由は収入を増やすためが半数以上
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、「フリーターの意識・就労実態調査(2022年版)」を発表しました。本調査は、年齢が15~44歳で、男性は既卒、女性は既卒かつ未婚のうちパート・アルバイトとして働いている方を対象としています。
《TOPICS》
- 今後最も希望する働き方は「正社員」が33.4%。希望する人の7割は雇用の安定性を重要視
- リスキリング(※)を必要だと感じる人は6割弱、理由は収入を増やすためが半数以上。必要を感じない人は「負担する費用が重いため」と感じている
- リスキリング実施者のうち個人で行っている人は約9割に上るが、企業での実施に期待する割合も約4割
(※)働き方の多様化や技術の進展などによる今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること
【調査概要】
今後最も希望する働き方を聞いたところ、「正社員希望」が33.4%で最も多く、次いで引き続き「アルバイト・パート希望」の割合は、33.3%となった。
正社員を希望する理由を聞くと、「雇用が安定しているから」が前年比10.4pt増となり66.9%で最も多く、次いで「固定給が欲しいから」が前年比9.5pt減で66.0%となった。雇用の安定性を重視し、正社員を希望する人が増加していることがうかがえる。
リスキリング(学び直し)を必要だと感じている人は59.4%と約6割に上った。必要だと感じている理由は「収入を増やすため(58.1%)」が最も高く、次いで「自分ができる仕事の幅を広げたいため(56.2%)」となった。一方で、必要と感じない理由では「負担する費用が重いため(36.1%)」「どのようなことを学び直したら仕事に活かせるか分からないため(35.4%)」が多く、現状に満足はしていないが、リスキリングに費用をかける金銭的な余裕がなかったり、そもそも自身が何をすべきかが分からないといった理由が挙がった。
リスキリングに取り組んでいる人は19.7%だった。実施方法について聞くと、「個人で実施」が82.4%、「勤務先で実施」が11.0%、「個人+勤務先両方で実施」が6.6%という結果で、ほとんどが個人で自発的に行っていることがわかる。一方で、リスキリングに取り組めていないが必要だと感じている人も含めて実施方法についての希望を見ると、「個人で実施」が63.7%、「勤務先で実施」が18.3%、「個人+勤務先両方で実施」が17.9%と、企業での実施に対する期待も約4割(「勤務先で実施」+「個人+勤務先両方で実施」合計)あることがわかった。必要だと感じているが実施できていない人にとっては、企業の働きかけも重要になってくるようだ。
【調査概要】「フリーターの意識・就労実態調査(2022年版)」
◆調査期間/2022年4月25日(月)~5月2日(月)
◆調査方法/自社調べ(パネル提供元:外部調査会社)
◆調査対象/15~44歳の男性は既卒、女性は既卒かつ未婚のうち、パート・アルバイトとして働いている人
◆有効回答数/2,609名
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ / 9月28日発表・同社プレスリリースより転載)