「令和4年版 労働経済の分析」公表
~分析テーマは「労働者の主体的なキャリア形成への支援を通じた労働移動の促進に向けた課題」~
厚生労働省は、本日の閣議で「令和4年版 労働経済の分析」(労働経済白書)を報告しましたので、その内容を公表します。
労働経済白書は、一般経済や雇用、労働時間などの現状や課題について、統計データを活用して分析する報告書で、今回で73回目の公表となります。
新型コロナウイルス感染症の影響が続く中でも、国内の経済社会活動は徐々に活発化し、雇用情勢には総じて持ち直しの動きがみられています。一方で、転職者数が2年連続で減少するなど、労働市場の動きには課題がみられます。1人ひとりが自分の意志で仕事を選択できる環境を整え、外部労働市場を通じた労働力の需給調整機能を高めていくことが重要です。
こうした問題意識を踏まえ、今回の白書では、今後の労働市場を見据えつつ、労働移動の重要性や、主体的なキャリア形成を行うための環境整備とその課題を分析しました。
【白書の主なポイント】
- 人手不足感が再び高まる中で、転職者数の大幅な減少が続くなど労働市場の動きには課題がみられる。
- 介護・福祉分野やIT分野の人材の需要の高まりなど、労働力需要の変化に対して、外部労働市場を通じた労働力需給の調整が今後重要である。
- キャリアコンサルティング等を通じた主体的なキャリア形成の意識付けや、自己啓発によるスキルの向上等が、転職などのキャリア形成の希望をかなえる重要な要素である。
◆詳しくはこちらをご覧ください。
(厚生労働省/ 9月6日発表・報道発表より転載)
この記事ジャンル
雇用管理