2022年3月卒業予定者の採用・就職に関するアンケート
- 2022年3月卒業予定者が、就職活動中に使用し役立ったツールは、就職ナビサイト(64%)、志望先サイト(27%)、就活口コミサイト(24%)等。一方、企業側が採用活動中に使用し役立ったツールは、就職ナビサイト(72%)、自社サイト(46%)、大学キャリアセンター(36%)。
- 学生のキャリアに関する活動データ(授業、講座、インターンシップの参加、相談履歴等)を蓄積(記録)している大学は74%とおよそ4分の3。蓄積している大学のほとんどが、進路・キャリア支援の時に、このデータを活用している。
- 入社予定先で何年くらい働くつもりかを尋ねたところ、できるだけ長く(47%)が最も多く、次いで、考えていない(18%)となっている。
- 就職先の最終的な決め手のトップ3は、自分の能力、個性が活かせそうだから(18%)、成長ができそうだから(16%)、仕事が楽しそうだから(14%)。
- 2022年3月卒業予定者の就職活動や進路選択に関わるなかで、大学キャリアセンター、企業担当者、採用・就職支援者が、例年と比較して感じた特徴としては、就職活動への取組みが二極化したこと、配属や社風、職場の雰囲気に関心のある学生が増えたこと等が挙げられる。
(1)採用・就職活動のサポート状況
■採用・就職活動で使用したツール・役立ったツール(学生調査・企業調査)
2022年3月卒業予定者が就職活動中に活用したツールのうち、役立ったものは、割合の多い順に(複数回答)、就職ナビサイト(64%)、志望先サイト(27%)、就活口コミサイト(24%)、大学キャリアセンター(23%)となっている。
一方、企業側が採用活動中に使用し役立ったツールは、割合の多い順に(複数回答)、就職ナビサイト(72%)、自社サイト(46%)、大学キャリアセンター(36%)となっている。
■採用・就職活動中にアドバイスを得た相手(学生調査)
2022年3月卒業予定者が就職活動中にアドバイスや情報を得た相手は(複数回答)、親(51%)、大学キャリアセンター(50%)が多くなっている。頼りになった相手としても、親(26%)、大学キャリアセンター(23%)が上位にきている。なお、就活エージェントについては、約3割がアドバイスを得て、1割弱が頼りになったとしている。
■学生のキャリアに関する活動データの活用状況(大学調査)
大学における、学生のキャリアに関する活動データ(授業、講座、インターンシップの参加、相談履歴等)の蓄積(記録)状況をみると、蓄積している大学は74%とおよそ4分の3、蓄積していない大学は26%となっている。データを蓄積している大学のうち、進路・キャリア支援の時にこのデータを活用しているのは99%となっている。
■入社後の勤続予定(学生調査)
2022年3月卒業予定者で就職を予定している人に、入社予定先で、何年くらい勤続して働く予定かを聞いたところ、最も多いのは、できるだけ長く(47%)、次いで、考えていない(18%)、4~5年(14%)となっている。
■就職先の最終的な決め手(学生調査)
2022年3月卒業予定者が最終的に就職先を選んだ決め手は、自分の能力、個性が活かせそうだから(18%)が最も多く、次いで成長ができそうだから(16%)、仕事が楽しそうだから(14%)となっている。
調査要領
調査名 2022年3月卒業予定者の採用・就職に関するアンケート
調査機関 産労総合研究所
調査対象 「ブンナビ×読売新聞2022」対象会員約100,000人、大学キャリアセンター約300校、就職・採用支援者約10人、企業担当者約300人。
調査時期 2022年2月12日~3月22日
調査方法 郵送及びWEBによるアンケート調査方式(WEBによる回答についてはREASを使用)
回答状況 締切日までに回答のあった新卒予定者137人、大学キャリアセンター108校、就職・採用支援者3人、企業50社について集計
【問い合わせ先】
株式会社産労総合研究所 「新社会人の採用・育成研究会」事務局
担当:白ヶ澤、片上、酒井、片岡、重山
TEL 03(5860)9779
MAIL freshers@sanro.co.jp