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ニュース
人事サービス 雇用・採用
掲載日:2022/01/19

2021年女性の転職市場レポート

株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区 代表取締役社長兼会長:多田 弘實)が運営する、正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』は、2021年の転職求人倍率や求職者、求人の傾向をまとめた【2021年女性の転職市場レポート】をリリースいたしました。


■調査結果概要
『女の転職type』の掲載情報をもとに、2021年の女性の転職市場を前年、前々年と比較したところ、転職求人倍率は2021年12月時点でコロナ前(2019年)の104.1%にまで回復していることがわかりました。2020年はコロナ禍で求人数が激減し、女性の転職難易度が上がった1年でしたが、2021年はコロナ前(2019年)に戻ってきたといえます。
またこれらの動向は、職種によって大きく違いがあることもわかりました。「エンジニア、技術者、IT・システム系」職種は、コロナ前(2019年)よりも、転職求人倍率が改善しています。また2020年よりも「未経験OK」の求人の割合も増加しており、新たにチャレンジしやすい職種になっていることがわかります。
対して、「サービス・販売系」職種の転職求人倍率はコロナ前(2019年)の半分にも戻っていない状況です。「サービス・販売系」職種経験者の異職種へ転職を希望する人の割合は増えておらず、求人数が減少する中、競争率が激しい1年になったことがうかがえます。「サービス・販売系」職種に関しては、元の求人数が戻るまでまだしばらく時間がかかりそうです。
徐々に求職者と採用する企業側のバランスがコロナ前(2019年)に戻りつつある中、多くの求職者が注目しているポイントの1つが「リモートワーク」であることもわかりました。コロナ前(2019年)と比較すると、『女の転職type』内のリモートワーク関連のキーワードの検索数は2.2倍に増加しています。姉妹サイトである総合転職サイト『type』と比較しても、特に女性求職者の方が、「リモートワーク」を転職の軸として重視している傾向が見える結果となりました。


<TOPIC>
(1)2020年大きく下がった転職求人倍率は、2021年11月にコロナ前(2019年)を上回る数値に回復
(2)「エンジニア系」職種の転職求人倍率は、コロナ前(2019年)の111.6%と回復
(3)「サービス・販売系」職種の転職求人倍率は、コロナ前(2019年)の47.4%と大きく減少
(4)リモートワーク関連の検索ボリュームはコロナ前(2019年)の220%まで増加


■調査詳細(一部抜粋)
【1】転職求人倍率は2021年11月にコロナ前(2019年)を上回る数値に回復

緊急事態宣言後の2020年5月に大きく低下した転職求人倍率は、2021年7月以降徐々に復調。2021年11月には、コロナ前(2019年)と比較し104.3%と、コロナ前(2019年)を上回る数値にまで回復しました。
掲載求人数は2020年3月以降、2019年(コロナ前)の数値を割る傾向が続いていましたが、2021年7月以降はすべて2019年(コロナ前)を上回っています。
新型コロナウイルスワクチンの接種率も上がり、徐々に先の見通しが立てやすくなった中で採用を再開した企業が増えてきたことが、転職求人倍率回復の要因と考えられます。


【2】職種別転職求人倍率は「エンジニア系」職種がコロナ前(2019年)の111.6%まで上昇
コロナ前(2019年)と比較して、2021年に唯一転職求人倍率が上昇しているのは「エンジニア、技術者、IT・システム系」職種となり、コロナ前(2019年)の111.6%でした。2020年に続き、エンジニア職種に関しては、採用ニーズは引き続き高い状況が続いているといえます。
一方で「サービス・販売系」職種は47.4%と、コロナ前の半分以下となっています。また唯一、2020年と2021年を比較したときに転職求人倍率が下がっている(求人に受かりにくくなっている)のが「サービス・販売系」職種でした。


【5】リモートワークOKの求人へのニーズは急激に上昇
『女の転職type』のサイト内でリモートワークに関連するキーワードがどの程度検索されているかを調査しました。2021年「リモートワーク」「在宅」「テレワーク」を含むキーワードで検索する人が、コロナ前(2019年)の約2.2倍にまで上昇する結果となり、女性求職者にとってリモートワークへのニーズが急激に高まっていることがわかります。また同じコロナ禍である2020年よりも2021年の方が、リモートワーク関連のキーワードが検索された数は上昇していました。
また2021年、姉妹サイトである総合転職サイトの『type』と比較すると、女性に特化した『女の転職type』の方がリモートワーク関連のキーワードで検索する人の割合が上昇していることがわかります。
2021年9月の緊急事態宣言解除後、リモートワークから従来通りの勤務形態(出社)に戻した企業も少なくないと考えられます。そのような中、女性求職者の方が「リモートワークができる」ことを転職の軸の1つにする傾向が見える結果となりました。


■調査概要
調査対象:『女の転職type』『type』内の求人データ、応募データ、サイト内検索キーワードデータ
調査期間:2019年1月~2021年12月

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社キャリアデザインセンター / 1月18日発表・同社プレスリリースより転載)

この記事ジャンル 女性活躍推進

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