2021年11月 仕事探しに関するアンケート調査
正社員希望者が仕事内容欄に記載してほしい情報、「求める人材の特徴・タイプ」63.6%
総合人材情報サービスの株式会社アイデム(本社:新宿区新宿/代表取締役社長:椛山 亮)は、2021年11月に総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に仕事探しに関する調査を実施しましたので、結果を一部抜粋してお知らせします。
<調査結果>
【新型コロナウイルス感染症の影響】
新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を探している人は38.8%
【正社員を希望する理由】
「将来にわたって安定して働きたいから」72.7%、「社会保険に加入できるから」59.1%
「他の雇用形態より収入が得られると思うから」48.5%
【パート・アルバイトを希望する理由】
「自分の都合の良い時間や曜日に働きたいから」68.5%、「生活との両立を図りたいから」40.8%
「扶養の範囲内で働きたいから」24.5%
【「仕事内容欄」に記載してほしい情報】
正社員希望者が仕事内容欄に記載してほしい情報「求める人材の特徴・タイプ」63.6%
<調査概要>
調査対象:総合求人サイト『イーアイデム』の会員で、2021年11月1日~11月30日の期間に『イーアイデム』から求人に応募した人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年11月2日~12月5日
有効回答:335名
※調査結果は四捨五入のために合計が100%にならない場合があります
<調査結果の詳細>
【回答者プロフィール】
希望する雇用形態
正社員:19.7%、パートまたはアルバイト:54.9%、契約社員または嘱託社員:10.1%、派遣社員:8.1%、その他:7.2%
性別
男性:47.8%、女性:52.2%
【新型コロナウイルス感染症の影響】
新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を探している人は38.8%
求人に応募した人に、今回仕事探しをしている理由に「新型コロナウイルス感染症の影響」は関連しているかをきいた。
全体で38.8%が「はい」と回答し、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて仕事探しをしていた割合は4割を下回った。
希望雇用形態別に影響の有無をみると、「はい」は「派遣社員」の44.4%が最も高かった。「パートまたはアルバイト」では37.5%となり、影響が最も低かった。
【正社員を希望する理由】
「将来にわたって安定して働きたいから」72.7%、「社会保険に加入できるから」59.1%
「他の雇用形態より収入が得られると思うから」48.5%
求人に応募した、正社員雇用を希望する人に、なぜ正社員を希望するのかをきいた(複数回答)。最も多かったのは「将来にわたって安定して働きたいから」で72.7%、次いで「社会保険に加入できるから」が59.1%、「他の雇用形態より収入が得られると思うから」が48.5%となっている。
仕事探しにおける新型コロナウイルスの影響の有無との関連をみると、「感染症影響あり」の人は「感染症影響なし」の人よりも「興味のある仕事が正社員での募集だったから」で14.5pt 高かった。
一方、「感染症影響なし」の人は「感染症影響あり」の人よりも「他の雇用形態より収入が得られると思うから」で16.0pt、「他の雇用形態より社会的な信用度が高いと思うから」で15.3pt、「将来にわたって安定して働きたいから」で14.6pt高かった。正社員希望全体でみて上位項目5つは、「感染症影響なし」の人々からの支持が高くなっている。
【パート・アルバイトを希望する理由】
「自分の都合の良い時間や曜日に働きたいから」68.5%、「生活との両立を図りたいから」40.8%
「扶養の範囲内で働きたいから」24.5%
パートまたはアルバイトを希望する人に、なぜその雇用形態を希望するのかをきいた(複数回答)。最も多かったのは「自分の都合の良い時間や曜日に働きたいから」で68.5%、次いで「生活との両立を図りたいから」が40.8%、「扶養の範囲内で働きたいから」が24.5%となった。
仕事探しにおける新型コロナウイルスの影響の有無について、「感染症影響あり」の人は「感染症影響なし」の人と比べて、「気楽に働きたいから」と「生活との両立を図りたいから」で4.4pt、「一定期間で計画的に働けるから」で3.2pt高くなった。無理なく可能な範囲で従事できる仕事の形を求めているようだ。
「感染症影響なし」の人は「感染症影響あり」の人よりも「正社員としての職が得られないから」が5.5pt、「扶養の範囲内で働きたいから」が4.4pt、「すぐに働き始めたかったから」で4.0pt高くなった。
【「仕事内容欄」に記載してほしい情報】
正社員希望者が仕事内容欄に記載してほしい情報「求める人材の特徴・タイプ」63.6%
求人に応募した人に、求人情報に記載されていると仕事内容が想像しやすい事項は何かをきいた(複数回答)。
正社員希望の人で最も多かったのは「求める人材の特徴・タイプ」で63.6%、次いで「1日の流れ/スケジュール例」で47.0%、「仕事の難易度」で42.4%となった。
非正規希望全体でみると、最も多かったのは「1日の流れ/スケジュール例」で46.1%、次いで「仕事の難易度」で42.9%、「求めている人材の特徴・タイプ」で42.0%となった。
正社員希望者が非正規希望者よりも仕事イメージがしやすいとしてより多く回答が集まったのは「求めている人材の特徴・タイプ」「必要・推奨する資格・能力の種類」「必要・推奨する資格・能力の熟練度」「仕事で使う機器・道具の種類やスペック」だった。自身の能力が求人企業の要望に適っているのか、今もつ資格や経験・技量が実際に活かせる環境なのかを文面から探ろうとしている人が、非正規希望者より多いことがわかる。
どんな仕事をし、どんな人材が求められているのか、求職者がイメージできるような工夫をすることで、求職者が応募しやすくなったり、ミスマッチを減らせたりという可能性があるため、仕事内容欄の充実は重要である。
<調査・分析担当者のコメント>
11月に新型コロナウイルス感染症の影響を受けて仕事探しをしている人は38.8%で、前回の10月調査と同程度の割合となりました。
今回の調査では、「求人情報の仕事内容欄に記載されていると、仕事内容が想像しやすい事項」について聞いています。正社員希望者と非正規雇用希望者では傾向が異なり、正社員希望者では「求める人材の特徴・タイプ」が最多、非正規雇用希望者では「1日の流れ/スケジュール」が最多となりました。欲しい人材によって記載事項も工夫することが重要であることがわかります。人材募集の原稿作成に参考になれば幸いです。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社アイデム/1月6日発表・同社プレスリリースより転載)