就職活動において、「ビジョン」や「パーパス」を重視する学生が8割に迫る。
「ビジョンに共感できる企業のほうが、モチベーション高く仕事ができると思う」の声
株式会社学情(本社:東京都千代田区・大阪市北区/代表取締役社長:中井清和)は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、就職活動に関するインターネットアンケートを実施。今回は、「企業のビジョン・パーパス(存在意義)」に関して調査しました。就職活動において、「企業のビジョンやパーパス」を「重視する」と回答した学生が、78.4%に上りました。「ビジョンに共感できる企業のほうが、モチベーション高く仕事ができると思う」「ビジョンが自身の考えや価値観と一致していれば、ミスマッチも防げると思う」といった声が上がっており、企業が目指している方向性を理解し、「相性」を確かめたいという意向が伺えます。就職活動の企業選びにおいて重視することでも、「一緒に働く社員との相性」が2位に入りました。
【調査の背景】
2023年卒学生はいわゆる「Z世代」と呼ばれる世代に当たります。他の世代以上に「環境や社会に配慮する」「他者を尊重する」「共感を重視する」など、社会や他者と良好な関係を築くことを意識する人が多いと言われている世代です。社会や他者との良好な関係を大切にするZ世代が、就職活動や仕事選びにおいて、どのようなことを重視しているか調査しました。
(1)就職活動において、「企業のビジョンやパーパス(存在意義)」を重視する学生が8割に迫る
就職活動において、「企業のビジョンやパーパス(存在意義)」を「重視する」「どちらかと言えば重視する」と回答した学生が、78.4%に上りました。就職活動において、ビジョンやパーパスを重視する学生が多いことが分かります。「ビジョンやパーパスが明確な会社のほうが一体感があると思う」「ビジョンに共感できる企業のほうが、モチベーション高く仕事ができると思う」「ビジョンが自身の考えや価値観と一致していれば、ミスマッチも防げると思う」「存在意義がない企業はないと思うが、自社の存在意義を確立している企業のほうが、成長力が高そうだと感じる」といった声が寄せられました。ビジョンやパーパスから企業が目指している方向性を理解し、自身との相性を確かめたいという意向が伺えます。
(2)就職活動の企業選びにおいて、重視することは「仕事内容」が最多。次いで、「一緒に働く社員との相性」
就職活動の企業選びにおいて、重視することは「仕事内容」が66.0%で最多。次いで回答を集めた項目は、「福利厚生の充実」を抑え、「一緒に働く社員との相性」39.4%となりました。「社風や会社のカルチャー」26.4%も、10項目中5番目に回答を集めており、「社員との相性」や「雰囲気」を重視していることが分かります。
▼分析
「ビジョンやパーパス」を意識し「一緒に働く社員との相性」や「社風やカルチャー」を重視した企業選びをするなど、就職活動においても、他者との良好な関係を重視する、「Z世代」の特徴的な価値観が表れています。採用活動においても、会社が目指す方向性や、社会的役割を伝えたり、社風を体感できる機会を用意したりするなど、Z世代の価値観を理解したコミュニケーションを展開することが求められています。
■調査概要
・調査対象:「あさがくナビ2023(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
・調査方法:Web上でのアンケート
・調査期間:2021年12月6日~2021年12月10日
・有効回答数:462名
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情 / 12月23日発表・同社プレスリリースより転載)