22年卒予定の学生に聞いた「就職活動中での企業の採用選考時の対応に関する意識調査」
就活中、企業の対応によって志望度が上がった経験のある人が70%強
~半数以上が「下がった経験がある」と回答。企業と学生が対等に選びあう時代に~
Thinkings株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:吉田 崇)が提供する採用管理システム「sonar ATS」は、2022年卒業予定の就職活動を行った学生に「就職活動中に接点があった企業の採用選考時の対応に関する意識調査」を行いましたので、以下に報告します。
◆調査結果概要・トピックス◆
- 74.4%の学生が就活中に企業の対応で志望度が上がった経験があると回答。具体的経験1位:対応の良さ、2位:連絡の早さ、3位:フィードバック
- 就活中に企業の対応で志望度が下がった経験がある学生は56.2%と半数以上の結果に。具体的経験1位: 学生に対する接し方の悪さ、2位:高圧的・見下した態度、3位:連絡が遅かった・なかった
- 企業に大事にしてほしいこと1位:対等に扱ってほしい、2位:連絡の早さやこまめさ、3位:学生一人ひとりに興味関心を持ってほしい
■総括:企業が選ぶ時代から対等に選びあう時代に。学生一人ひとりを尊重した対応を。
企業の対応で志望度が上がった理由2位に【連絡の早さ】、下がった理由3位に【連絡が遅かった・なかった】、企業の大事にしてほしいこと2位に【連絡の早さやこまめさ】がランクインし、学生への連絡が大きな影響を与えているとわかりました。学業・アルバイトなどと並行して就職活動をし、そこでも多くの企業を並行して採用を進める中、スケジュール調整のストレスの大きさが明らかになりました。
特筆すべきは企業の大事にしてほしいこと1位の【対等に扱ってほしい】です。これは、3位【学生一人ひとりに興味関心を持ってほしい】、4位【マナーを守った丁寧な話し方・誠実な対応をしてほしい】も同様の趣旨を持っていると考えられます。このことから企業と学生が対等に選びあう時代になってきたといえるのではないでしょうか。メール文面・連絡スピードといった基本的な対応だけではなく、一人の大人へ接する最低限のマナーを企業側にも守ってほしいという声が調査全体を通して多く見られました。
昨今の就職活動では、クチコミを利用した情報収集も当たり前となり、企業の印象は学生の間で広まりやすくなりました。従来の企業主導であった就職活動は変化し、学生はより企業側の対応をシビアに評価するようになると思われ、今後もこの傾向は続くと推測されます。企業の対応ひとつが学生への印象に大きな影響を与え、企業と学生が対等に選び合う時代になった昨今、「選ばれる企業」になることの重要性がわかります。
一人ひとりに対して企業の理解度を上げ、興味関心を持ってもらうために、学生に対して採用担当者が興味関心を持ち、それを伝えることが重要だと考えられます。そのために、今後、企業は、連絡メールやスケジュール管理などの業務を効率化し、学生とのタッチポイントの創出や、企業・学生の相互理解を得るチャンス(説明会・個別面談・OB訪問・インターンなど)を作っていくことが肝心ではないでしょうか。
■調査概要
・調査タイトル:就職活動中に接点があった企業の採用選考時の対応に関する学生の意識調査
・調査対象:全国の2022年卒の大学生・短大生・専門学校生 計356人
・調査時期:2021年11月9日~11月15日
・調査方法:インターネット調査
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(Thinkings株式会社 / 12月16日発表・同社プレスリリースより転載)