2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)
新卒で入社した会社で「定年まで」働きたい学生は約3割、過半数は10年以上と回答
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)は、2023年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(2,608名)を対象に実施した、「マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)」の結果を発表しました。
《TOPICS》
- これまでにインターンシップに参加した割合は81.8%
- ウィズコロナ/アフターコロナで業績を伸ばしそうだと感じる業種は「ソフトウエア・情報処理・ネット関連」
- ガクチカとして話せるエピソードが1つ以上ある学生は91.2%。ガクチカに関して感じていることは「選考でどれくらい評価されるか不安」が最多で42.7%
- 新卒で入社した会社で「定年まで」働きたい人は3割、過半数は10年以上と回答
【調査概要】
11月時点でインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加したことのある学生は81.8%と、高水準を維持していた。また、開催形式別の印象を聞いたところ、「好感が持てる(好感が持てる+やや好感が持てる)」のは「対面形式のみ」で56.4%、「WEB形式のみ」で66.9%となった。WEB形式のほうが好感度は高く、「好感が持てない」の割合はいずれも1割程度と低い結果に。開催形式が大きく好感度に影響を及ぼすものではないことが推察される。
「業界・仕事研究をしたことのある業種」では「食品・農林・水産」が28.9%と最も高かったが、他に2割を超える業種はなく、どちらかというと分散する傾向にある。一方、「ウィズコロナ/アフターコロナで業績を伸ばしそうだと感じる業種」では「ソフトウエア・情報処理・ネット関連」が41.0%、「ゲームソフト」が35.7%、「通信」が27.7%とIT関連業種が上位を占めた。他にも、「薬品・化粧品」「精密・医療機器」「医療・調剤薬局」などの医療関連や“イエナカ需要”のイメージがある「電子・電気機器」「スポーツ・玩具・ゲーム機器」も高い。
ガクチカとして話せるエピソードの数を聞いたところ、1つ以上話せるエピソードがある学生は91.2%(「1個(29.5%)」+「2個(42.3%)」+「3個(15.2%)」+「4個(2.3%)」+「5個以上(2.0%)」の合計)だった。一方で「0個」と回答したのは8.8%だった。「あなたのガクチカについて」感じていることは「選考でどれくらい評価されるか不安だ」が最も高く42.7%で、ガクチカとして話せるエビソード数に関わらず高かった。
「新卒で入社した会社で何年ぐらい働きたいか」を聞いたところ、「定年まで」が30.7%。一方で、10年以上の長期スパンで働くことを想定している割合は59.6%で過半数を超える結果となった。
【調査担当者コメント】
今回の調査では、「どのくらいの期間、働きたいか」など、就職した後の働き方のイメージを聞きました。昨今、「終身雇用の終焉」などと言われ、若者が早期に退職してしまうことを懸念する声がよく聞かれます。しかし、決して理由なく辞めるつもりはなく、「就職活動を頑張って、納得のいく仕事に就けた場合は、長く働きたい」という意思を感じる結果となりました。もちろん、未来のことは誰にも分りませんが、学生の皆さんには少しでも「これだ」と思える仕事に出会うために、就活準備を進めてほしいと思います。
(キャリアリサーチラボ 研究員 東郷 こずえ)
【調査概要】「マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)」
○調査期間/2021年11月19日(金)~11月30日(火)
○調査方法/マイナビ2023の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2023年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生
○有効回答数/2,608名(文系男子481名 理系男子472名 文系女子1,071名 理系女子584名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ/12月14日発表・同社プレスリリースより転載)