Z世代が転職先に求めることは「良好な人間関係」
「何をするか」よりも「誰とするか」を重視する傾向。
株式会社学情(本社:東京都千代田区・大阪市北区/代表取締役社長:中井清和)は、20代の仕事観や転職意識をひも解くために、アンケート調査を実施しました。今回は、第二新卒(社会人経験3年未満)を対象に「転職先に求めること」や「志望度が上がるポイント」に関して調査。その結果、第二新卒は転職活動時に「人間関係」や「社員の人柄」を重視する傾向があることが分かりました。今回の調査対象である第二新卒にあたる世代は、Z世代と呼ばれる世代です。転職活動において「誰とするか」を重視する姿勢は、「他者を尊重する」「対立よりも対話を重視する」Z世代の特徴的な価値観の表れとも言えます。
【TOPICS】
- 新しい職場に求めることNo.1は「良好な人間関係」という結果に
- 面接時に志望度が上がるのは「面接官の対応・態度が良かったとき」
【調査の背景】
一般的に「1990年後半頃から2012年頃生まれの世代」を指すZ世代。今後のマーケットの中心を担う世代として注目され、『「現代用語の基礎知識」選 2021ユーキャン新語・流行語大賞』では、「Z世代」という言葉がトップ10を授賞しました。Z世代にあたる第二新卒は、転職や仕事選びの際にどのようなことを重視しているのかを探ります。
(1) 新しい職場に求めることNo.1は「良好な人間関係」という結果に
第二新卒の36.9%が新しい職場に求めることとして「良好な人間関係」と回答。転職するにあたり、新しい職場に求めることで、「プライベートな時間の確保」や「仕事にやりがいがある」「給与・年収アップ」を抑えて1位となり、20代の中でもZ世代は「何をするか」よりも「誰とするか」を重視する傾向にあることが分かりました。
(2) 面接時に志望度が上がるのは「面接官の対応・態度が良かったとき」
第二新卒の67.1%が「面接官の対応・態度が良かったとき」に志望度が上がると回答。面接官から受ける印象がその企業の志望度に影響しているということが分かりました。次いで「受付・一般社員の対応が良かったとき」と回答した人が多く、実際に働いている人の人柄や雰囲気を重視していると考えられます。
【まとめ】
第二新卒が転職をする際は、転職先に「良好な人間関係」を求めたり、面接時に面接官や他の社員の対応から相性を見極めるなど、「どんな人と一緒に働くか」を重視していることが分かりました。もちろん、社会人経験年数が短いことも一因ですが、「他者を尊重する」Z世代の特徴的な価値観の表れでもあります。採用活動においても、Z世代の価値観を理解し、コミュニケーションをアップデートしていくことが求められていると言えます。
■調査概要
・調査対象:[20代専門]転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者
・調査方法: Webアンケート
・調査期間:2021年9月1日~2021年9月15日
・有効回答数:232名
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情/12月8日発表・同社プレスリリースより転載)