2021年10月 仕事探しに関するアンケート調査
正社員希望者は「仕事内容」を、パート・アルバイト希望者は「自宅からの通いやすさ」を重視
パート・アルバイト希望者、「社会保険加入有無はこだわっていない」が44.5%
総合人材情報サービスの株式会社アイデム(本社:新宿区新宿/代表取締役社長:椛山 亮)は、2021年10月に総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に仕事探しに関する調査を実施しましたので、結果を一部抜粋してお知らせします。
■調査結果
【新型コロナウイルス感染症の影響】
新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を探している人は36.2%
【求人に応募した理由(正社員希望)】
「希望する仕事内容だから」50.9%、「自宅から通いやすいから」46.4%、
「能力や経験を生かした仕事ができそうだから」41.1%
【求人に応募した理由(パート・アルバイト希望)】
「自宅から通いやすいから」57.7%、「希望の勤務時間数・日数が選べるから」40.5%、
「希望する仕事内容だから」37.7%
【社会保険の加入希望】
パート・アルバイト希望者は「社会保険加入有無はこだわっていない」44.5%
■ 調査概要
調査対象:総合求人サイト『イーアイデム』の会員で、2021年10月1日~10月31日の期間に『イーアイデム』から求人に応募した人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年10月2日~11月5日
有効回答:409名
※調査結果は四捨五入のために合計が100%にならない場合があります
■ 調査結果の詳細
【回答者プロフィール】
希望する雇用形態:正社員27.4%、パートまたはアルバイト53.8%、契約社員または委託社員5.1%、派遣社員7.8%、その他5.9%
性別:男性42.5%、女性57.5%
【新型コロナウイルス感染症の影響】
新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を探している人は36.2%
求人に応募した人に、今回仕事探しをしている理由に「新型コロナウイルス感染症の影響」は関連しているかきいた。
全体で36.2%が「はい」と回答し、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて仕事探しをしていた割合は調査以来2番目の低さとなった。
希望雇用形態別に影響の有無をみると、「はい」は「派遣社員」の46.9%が最も高くなった。「契約社員または嘱託社員」では23.8%で、4分の1未満となった。
【求人に応募した理由(正社員希望)】
「希望する仕事内容だから」50.9%、「自宅から通いやすいから」46.4%、
「能力や経験を生かした仕事ができそうだから」41.1%
求人に応募した、正社員雇用を希望する人に、自身が応募した求人を選んだ理由をきいた(複数回答)。最も多かったのは「希望する仕事内容だから」の50.9%、次いで「自宅から通いやすいから」が46.4%、「能力や経験を生かした仕事ができそうだから」が41.1%となった。
仕事探しにおける新型コロナウイルスの影響の有無との関係をみると、「感染症影響あり」の人は「感染症影響なし」の人よりも「自分が求める福利厚生が充実していたから」が10.3pt、「交通費が全額支給されるから」が9.6pt、「会社の知名度が高いから」が9.4pt高かった。
「感染症影響なし」の人では、「感染症影響あり」の人よりも「希望する仕事内容だから」 が12.6pt、「企業風土が自分に合っていると感じたから」が9.3pt、「自己啓発・キャリア形成を支援してくれそうだから」が6.3pt高かった。かねてからの希望の業界や仕事を重視する人がより多いようだ。
【求人に応募した理由(パート・アルバイト希望)】
「自宅から通いやすいから」57.7%、「希望の勤務時間数・日数が選べるから」40.5%、
「希望する仕事内容だから」37.7%
求人に応募した、パートまたはアルバイト雇用を希望する人に、自身が応募した求人を選んだ理由をきいた(複数回答)。最も多かったのは「自宅から通いやすいから」で57.7%、次いで「希望の勤務時間数・日数が選べるから」が40.5% 、「希望する仕事内容だから」が37.7% となった。
仕事探しにおける新型コロナウイルスの影響の有無について、「感染症影響あり」の人は「感染症影響なし」の人よりも「労働時間・通勤時間を気にせず柔軟な働き方が選べそうだから」が9.7pt、「すぐに働き始められそうだから」が6.3pt、「能力や経験を生かした仕事ができそうだから」が5.6ptが高くなった。感染症の影響で仕事探しを進める人では、すぐに仕事を始めたい割合が継続して高い。
「感染症影響なし」の人は、「感染症影響あり」の人よりも「希望の勤務時間・日数が選べるから」が7.8pt、「扶養の範囲内で働けるから」と「憧れの業界だから」が4.0pt高かった。
【社会保険の加入希望】
パート・アルバイト希望者は「社会保険加入有無はこだわっていない」44.5%
求人に応募した人のうち、非正規雇用を希望する人に、社会保険への加入希望をきいた。
非正規希望全体では、「社会保険加入有無はこだわっていない」が最も多く41.0%、次いで「社会保険に加入できる仕事につきたい」で31.1%、「社会保険が適用にならない職場、範囲で働きたい」は18.3%となった。応募段階では特にこだわりを持っていない人が4割程度いるようだ。
希望雇用形態別にみると、「契約社員または嘱託社員」と「派遣社員」では「社会保険に加入できる仕事につきたい」が6割を超えて最多となった。社会保険への加入を前提に進めたい人が多いようだ。 「パートまたはアルバイト」 では、「社会保険加入有無はこだわっていない」が最多で44.5%だった。また、「社会保険が適用にならない職場、範囲で働きたい」の回答割合が他の雇用形態希望者より多かったが、2割程度となっている。
<調査・分析担当者のコメント>
10月の調査では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて仕事探しをしている人は36.2%で、2021年4月調査に次いで2番目の低さとなりました。影響は少しずつ小さくなっているようです。
今回の調査では、非正規雇用を希望する人に、社会保険の加入希望をきいています。「パートまたはアルバイト」では「社会保険加入有無はこだわっていない」が最多の44.5%となりましたが、「派遣社員」「契約社員または嘱託社員」希望者では6割以上が「社会保険に加入できる仕事につきたい」と答え、ばらつきがみられます。就業条件の検討材料として参考になれば幸いです。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社アイデム/11月30日発表・同社プレスリリースより転載)