ミドル1,500人に聞く「仕事の専門力」調査
8割が「仕事の専門力を持つことは必要」と回答。
ミドル世代が考える自身の専門分野トップは「マネジメント」。
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「仕事の専門力」についてアンケートを行ない、1,564名から回答を得ました。
<調査結果 概要>
- 83%が「仕事の専門力を持つことは必要」と回答。理由のトップは「希望する仕事に就ける」。
- ミドル世代が自任する専門分野の上位は「マネジメント」「業務管理」「営業戦略・営業企画」。専門分野の知見を得た経緯、9割が「本業での実務経験」と回答。今後身につけていきたい専門分野のトップは「経営戦略」。
- 自身の専門力について、「代替は不可能だと思う」割合は約1割にとどまる。
- 96%が「転職活動において、専門力の幅を広げられたり深められることを重要視する」と回答。
<調査結果 詳細>
1:83%が「仕事の専門力を持つことは必要」と回答。理由のトップは「希望する仕事に就ける」。
「仕事において専門力を持つことは必要だと思いますか?」と伺ったところ、83%が「必要」と回答しました。年代別に見ると、30代は78%、40代は82%、50代は87%と、年代が高いほど仕事の専門力を必要だと感じる割合が多いことがわかりました。
「仕事の専門力を持つことは必要」と回答した方に理由を伺ったところ、上位は「希望する仕事に就ける」(全体:56%、30代:47%、40代:54%、50代:62%)、「給与・待遇のアップ」(同:52%、49%、54%、52%)、「キャリアアップ」(同:46%、40%、47%、48%)でした。50代では1位の「希望する仕事に就ける」を6割以上の方が選択した一方、30代では1位の「給与・待遇のアップ」でも回答率は5割未満に。年代が高い方ほど、仕事の専門力によって得られるメリットを明確に感じていることがうかがえます。
2:ミドル世代が自任する専門分野の上位は「マネジメント」「業務管理」「営業戦略・営業企画」。専門分野の知見を得た経緯、9割が「本業での実務経験」と回答。今後身につけていきたい専門分野のトップは「経営戦略」。
自身の持つ専門分野は何かを伺ったところ、トップ3は「マネジメント」(45%)、「業務管理」(39%)、「営業戦略・営業企画」(30%)でした。どのように専門分野を身につけたかを伺うと、全年代で9割以上が「本業での実務経験」(全体:91%、30代:90%、40代:90%、50代:94%)と回答しました。2位の「専門的な資格の取得」(同:19%、19%、20%、18%)と大差がつき、大多数の方が実務を通して自身の専門分野の知見を得てきたことがわかりました。
また、今後身につけていきたい専門分野を伺うと、トップは「経営戦略」(同:41%、40%、40%、42%)でした。年代別では1位の項目に差がつきました。40代と50代では全体と同じ「経営戦略」が1位だったのに対し、30代では「マネジメント」が43%で1位でした。
3:自身の専門力について、「代替は不可能だと思う」割合は約1割にとどまる。
自身の専門力の代替可能性について伺ったところ、「代替は不可能だと思う」割合は11%にとどまりました。多くの方が自身の専門力について、一部または全部を「代替可能」と考えていることがわかりました。それぞれの回答の理由もあわせて紹介します。
「代替は不可能だと思う」と回答した方
- 数種類の職務経験の組み合わせによって得た能力だから。(30代/技術系:機械・メカトロ・自動車)
- 知識をどう使うかの判断には経験が求められるから。(40代/サービス・流通系)
- マニュアル化や仕組化ができず、経験がものを言う分野だと思うため。(50代/マーケティング・販促企画・商品開発系)
「代替可能な分野と不可能な分野があると思う」と回答した方
- 業務内容は代替可能であっても、顧客からの評価は代替は不可能だから。(30代/営業系)
- AIが進歩すると、基本的なところは人的資源は不要になってくる可能性が高いが、突発的なトラブルのような予期せぬ問題への対応は、人によるコントロールがまだ必要になるため。(40代/SCM・ロジスティクス・物流・購買・貿易系)
- 知識についてはある程度代替が可能だが、経験の部分は代替不可能な部分があるから。(50代/技術系:電気・電子・半導体)
「代替可能だと思う」と回答した方
- それなりの年数を経れば、自然に身につくものだと感じるため。(30代/その他)
- 専門的ではあるが、自分だけが身につけているわけではないから。(40代/管理部門系)
- 世の中の職業は、すべて何らかの関連性で繋がっているため。(50代/コンサルティング系)
4:96%が「転職活動において、専門力の幅を広げられたり深められることを重要視する」と回答。
転職活動において、専門力の幅を広げられたり深められることをどの程度重要視するか伺うと、96%が「重要視する」(最重要視する:25%、重要ではあるが、最重要ではない:71%)と回答しました。転職先を検討する際に、専門力を培うことができるかどうかを重視するミドル世代が多くを占めることがわかりました。
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『ミドルの転職』を利用する35歳以上のユーザー
■有効回答数:1,564名
■調査期間:2021年9月1日~2021年11月15日
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(エン・ジャパン株式会社/11月25日発表・同社プレスリリースより転載)