「求人情報の見方」に関するアンケート
株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区 代表取締役社長兼会長:多田 弘實)が運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』にて、女性638名を対象に「求人情報の見方」についてアンケートを実施しました。
正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』は、女性のリアルな仕事観を調査する【データで知る「女性と仕事」】を定期的に行い、女性の働く環境の実態を公開しています。
■調査結果抜粋
★3人に1人は求人情報を半分以上信じていない
★信じていない理由は「ネガティブなことは書かれていないと思うから」が1位
★面接で求人情報の内容と違うと感じたことがある人は57.6%
★求人項目を見て女性が活躍している職場だと感じるのは「出産・育児をサポートする福利厚生」が1位
■本調査に関する回答結果
【Q.1 求人情報の内容をどの程度信じてる?】
『女の転職type』会員のうち、求人情報に書いてあること(内容)をどの程度信じているか尋ねたところ、「7割」と回答する人が25.4%と最も高い結果となりました。半分以上信じていない(5割以下)と答えた人が37.3%と、3人に1人はいることがわかりました。
【Q.2 求人情報を信じていない理由は?】
求人情報を信じていない理由を聞くと、1位は「ネガティブなことは書かれていないと思う」75.5%という結果でした。その他のフリーコメントでは、「現在働いている企業の求人情報に実情と違う点があった」や「人事は現場のことをわかっていないから」などがありました。
【Q.3面接で求人情報の内容と違うと思ったことはある?】
面接に進んだ際、求人情報に書かれていた内容と違うと思ったことがあるか尋ねたところ、「ある」と答えた人が57.6%と「ない」と答えた人より多い結果となりました。
求人情報を見て感じた印象と実際の業務内容や条件面が違うと感じる人が多いことがわかりました。求人情報は、代表例を示すケースがあり、全てのケースが網羅されていないことも想定されます。
ミスマッチや誤解を防ぐためにも、気になる項目や具体的な業務内容などは面接時に質問し、疑問や不明点を解消することの大切さがわかる結果となりました。
「ある」と答えた人に実際のエピソードを聞きました。
《残業》
・みなし残業外の残業代が出ないこと(20代/営業系/東京)
月の残業時間11時間と記載がありましたが、面接時にはお客様あっての仕事なので何時に帰れるか分からないと言われた(40代/営業系/埼玉)
《仕事内容》
・総務庶務だったのに、営業の電話もしていた(20代/事務・経理・人事系/千葉)
・ノルマはないけど、目標はある(20代/事務・経理・人事/宮城)
《条件面》
・「育児時短勤務あり」になっていたけど実際は1年働いている人が対象だった(40代/介護・医療・福祉系/東京)
・未経験歓迎とあったが実際は面接で、経験者の方が良いと言われた(30代/事務・経理・人事系/静岡)
【Q.4 求人情報、まずは何から見る?】
求人情報を見る際、まず何から見るかを尋ねました。1位は「仕事内容」82.0%、2位は「給与」65.8%、3位は「勤務地」49.1%という結果になりました。
【Q.5 求人情報のどの項目で「女性が活躍している職場」と判断する?】
求人情報のどの項目を見て「女性が活躍している職場」だと感じるかを尋ねました。1位は「出産・育児をサポートする福利厚生」50.9%、2位は「育児休業取得率」50.0%、3位は「女性の平均継続勤務年数」48.3%という結果でした。「女性管理職割合」や「役員に占める女性の割合」などの役職に就く女性の割合を見るよりも、女性が長く働き続けるための制度が整っているかという点を見て、女性が活躍している会社と感じる人が多いことがわかりました。
※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
※女の転職typeでは、安心した求人情報を取り扱うために掲載可否の審査など以下取り組みを行っています。
※本調査データの引用・転載の際は、「出典:女の転職type」と明記の上、該当ページURLをリンクしてご掲載ください。
■調査内容:第38回「求人情報信じてる?」/ データで知る「女性と仕事」
・調査期間:2021年10月5日~10月19日
・有効回答数:638名
・調査対象:『女の転職type』会員
・調査方法: Web上でのアンケート
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社キャリアデザインセンター / 11月12日発表・同社プレスリリースより転載)