2022年卒「内定承諾のタイミング」に関するアンケート
【2022年卒】8割超が、社員や内定者とリアルで話す機会があると、「内定承諾」にプラスになると回答。「コロナ禍で、選考の大半がオンラインだったからこそ、リアルで話せる機会があると嬉しい」の声。
株式会社学情(本社:東京都千代田区・大阪市北区/代表取締役社長:中井清和)は、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、就職活動に関するインターネットアンケートを実施。今回は、内定(内々定)(※以下、内定に統一)獲得後も就職活動を継続した学生を対象に、「内定承諾のタイミング」について調査しました。「内定承諾」をする企業を1社に絞ったタイミングは、「選考中の企業の選考参加が終了したとき」が31.5%で最多。次いで、「第一志望の企業から内定を得たとき」30.4%と続き、納得感を持って就職先を決められるタイミングで、活動を終えていることが分かります。また、内定企業の社員や内定者とリアルで話す機会があると、「内定承諾」を決断する際にプラスになると回答した学生が8割を超えました。「コロナ禍で、選考の大半がオンラインだったからこそ、リアルで話せる機会があると嬉しい」といった声が上がっています。コロナ禍では特に、直接話す機会が内定承諾においてプラスになっていることが分かります。
【TOPICS】
(1)現在の内定保有数は「1社」が最多で82.8%。一方、「2社以上」保有する学生も17.2%を占める
(2)「内定承諾」をする企業を1社に絞ったタイミングは、「選考中の企業の選考参加が終了したとき」が最多。 「航空業界の活動再開を願って、承諾を保留していたものの、再開されないので承諾した」の声も
(3)社員や内定者とリアルで話す機会があると、「内定承諾」を決断する際にプラスになるの回答が8割超
【調査の背景】
2022年卒の学生は、実質的な就職活動開始となる「インターンシップの広報解禁時」(2020年6月)から、新型コロナウイルスの影響を受け、インターンシップ・説明会・選考の多くがオンライン開催となりました。リアルで情報収集する機会が限られる中、内定を獲得し、承諾する企業を決めた学生も少なくありません。そのような中、学生はどのようなタイミングで「内定承諾」を決めたのか、調査しました。
(1)現在の内定保有数は「1社」が最多で82.8%。一方、「2社以上」保有する学生も17.2%を占める
現在の内定保有数は、「1社」が最多で82.8%でした。多くの企業が内定式を10月1日に実施することから、8割以上の学生は、すでに内定を保有する企業を1社に絞っていることが分かります。一方、「2社以上」保有する学生も、17.2%に達しています。
(2)「内定承諾」をする企業を1社に絞ったタイミングは、「選考中の企業の選考参加が終了したとき」が最多。
「航空業界の活動再開を願って、承諾を保留していたものの、再開されないので承諾した」の声も
「内定承諾」をする企業を1社に絞ったタイミングは、「選考中の企業の選考参加が終了したとき」が31.5%で最多。次いで「第一志望の企業から内定を得たとき」30.4%、「家族や友人に相談し決心がついたとき」29.8%と続きます。予定していた選考を受けきったときや、希望していた企業から内定を得たときなど、納得感を持って就職先を決められるタイミングで、活動を終えていると考えられます。6.0%は、「内定式の案内を受けたとき」と回答しており、内定式の直前に「内定企業の絞り込み」を行う学生も一定数いることが分かります。
学生からは、「第一志望の選考結果が出るまでは、第二志望の内定も持っていたものの、第一志望から内定を得た時点で、内定承諾希望を1社に絞った」「懇親会に参加し、内定者や社員と交流するなかで1社に絞った」などの声が上がりました。また、「航空業界が採用活動を再開したら、選考を受けたいと思っていた。採用活動をする企業はなさそうなので、現在内定を得ている企業に承諾のお返事をした」といった声も寄せられており、コロナ禍で採用を中止した企業の採用活動再開を願って、内定承諾を決めかねていた学生もいたことが伺えます。
◇学生の声
・選考時点で、志望順位は決まっていた。
全ての企業の選考参加を終えた時点で、自分の意思を再度家族にも伝え、内定承諾を1社に絞った
・自分でやり切ったと思えるまで就職活動を続けたいと思っていた。これで終わろうと踏ん切りがついたタイミングで、承諾企業を1社に絞り、就職活動を終了した
・先に第二志望の企業から内定をもらっていたため、第一志望の企業の選考が終わるまで、内定を保有していた。無事に、第一志望の企業からも内定をいただき、就職活動を終了した
・内定を得た企業の中で、どの企業に就職するか決めかねていたが、懇親会に参加し、
「ここで頑張りたい」と思えた企業に、内定承諾をした
・内定後に、人事担当者と改めて時間をいただき、決心できたタイミングで、就職活動を終了した
・航空業界が採用活動を再開したら、選考を受けたいと思っていた。採用活動を再開する企業はなさそうなので、現在内定を得ている企業に承諾のお返事をした
(3)社員や内定者とリアルで話す機会があると、「内定承諾」を決断する際にプラスになるの回答が8割超
内定企業の社員や内定者とリアルで話す機会があると、「内定承諾」を決断する際にプラスになると回答した学生が8割を超えました。直接話す機会を持てると、内定承諾を決断しやすいと考える学生が多いことが分かります。「同期となる内定者同士で話すことで、『やっていけそう』と感じることができた」「コロナ禍で、選考の大半がオンラインだったからこそ、直接企業に訪問しリアルで話せる機会があると嬉しい」などの声が上がりました。また、「リアルで内定者と交流した際に、内定者と雰囲気が合わないと感じ辞退した企業がある。採用担当の方には申し訳ないことをしてしまったが、入社する前に気付くことができて良かった」といった声も寄せられており、社員や内定者とリアルで話す機会を設けることで、ミスマッチの解消にもつながっていることが分かります。
◇学生の声
・実際に働いている社員の方と話すことで、自身の将来をイメージできる
・説明会や面接でお会いした人事以外の方ともお話する機会があると、企業や仕事をより深く理解できると思う。理解を深めることで、内定承諾の決断ができたと感じている
・選考時は、働き方や福利厚生に関する質問はしにくいので、内定後に「仕事や働き方のリアル」を質問できる機会があると、不安を解消した上で内定承諾ができる
・同期となる内定者同士で話すことで、「やっていけそう」と感じることができた
・コロナ禍で、選考の大半がオンラインだったからこそ、直接企業に訪問しリアルで話せる機会があると嬉しい
■調査概要
・調査対象:「あさがくナビ2022(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」会員
※内定獲得後に就職活動を継続していた学生が回答
・調査方法:Web上でのアンケート
・調査期間:2021年9月14日~2021年9月22日
・有効回答数:203名
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情/9月30日発表・同社プレスリリースより転載)