仕事探しに関するアンケート調査
勤務開始から1週間未満に退職したことのある人は1割程度
総合人材情報サービスの株式会社アイデム(本社:新宿区新宿/代表取締役社長:椛山 亮)は、2021年7月に総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に仕事探しに関する調査を実施しましたので、結果を一部抜粋してお知らせします。
<調査結果>
【新型コロナウイルス感染症の影響】
新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を探している人は37.3%
【新型コロナウイルス感染症拡大前後で仕事を選ぶ際の条件等は変わったか】
「何らかの条件を変更した」32.9%、「条件・待遇は特に変えていない」68.1%
【今までで最も早く辞めてしまった職場での勤続期間】
最多は「1年以上」で29.2%、次いで「1ヵ月以上3ヵ月未満」が15.4%
勤務開始から1週間未満に退職したことのある人は1割程度
【今までで最も早く辞めてしまった職場の退職理由】
「職場の人間関係に問題があった」が30.5%で最多
<調査概要>
調査対象:総合求人サイト『イーアイデム』の会員で、2021年7月1日~7月31日の期間に『イーアイデム』から求人に応募した人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年7月2日~8月5日
有効回答:408名 ※調査結果は四捨五入のために合計が100%にならない場合があります
<調査結果の詳細>
【回答者プロフィール】
希望する雇用形態
正社員 :28.2%
パートまたはアルバイト:49.5%
契約社員または 船託社員:7.1%
派遣社員:10.5%
その他:4.7%
性別
男性 44.6% 女性 55.4%
【新型コロナウイルス感染症の影響】
新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を探している人は37.3%
求人に応募した人に、今回仕事探しをしている理由に「新型コロナウイルス感染症の影響」は関連しているかきいた。
全体で37.3%が「はい」と回答し、4割弱の回答者が新型コロナウイルス感染症の影響を受けて仕事探しをしていたことがわかった。2020年4月以降徐々に割合は減少してきているが、40%を切ったのは21年4月調査時と今回だけである。
希望雇用形態別に影響の有無をみると、「はい」は「正社員」では45.2%となり、全体数値に比べ約8pt高かった。「パートまたはアルバイト」では32.7%となり、希望雇用形態別では最も低い結果となった。
【新型コロナウイルス感染症拡大前後で仕事を選ぶ際の条件等は変わったか】
「何らかの条件を変更した」32.9%、「条件・待遇は特に変えていない」68.1%
求人に応募した人に、新型コロナウイルス感染症拡大の前後で仕事を選ぶ際の条件等は変わったかきいた。全体では「何らかの条件を変更した」32.9%、「条件・待遇は特に変えていない」68.1%となり、コロナ禍においても仕事探しの軸を変えない人が約7割となった。
「何らかの条件を変更した」人の状況を見ると、最も多かったのは「希望する仕事内容・職種を変えた」で10.3%、次いで「活動量を変えた」で9.6%、 「勤務環境の条件を変えた」が8.6%となった。自由意見では、感染不安の軽減や新たな働き方を求める意見が見られた。
「条件・待遇は特に変えていない」について、今回仕事探しをしている理由に新型コロナウイルス感染症の影響がある人とない人を比較した。「感染症影響あり(『はい』と回答/以下同)」の人は、「条件・待遇は特に変えていない」割合が44.7%で、「感染症影響なし(『いいえ』と回答/以下同)」(82.0%)より37.3pt低くなっており、半数近くが注目する条件・待遇を見直したと回答した。
【今までで最も早く辞めてしまった職場での勤続期間】
最多は「1年以上」で29.2%、次いで「1ヵ月以上3ヵ月未満」が15.4%
勤務開始から1週間未満に退職したことのある人は1割程度
求人に応募した人に、今までで最も早く辞めてしまった職場の勤続期間をきいた。
最も多かったのは「1年以上」で29.2%、次いで「1ヵ月以上3ヵ月未満」が15.4%だった。「勤務開始当日」2.2%、「勤務翌日から1週間未満」8.3%で、勤務開始から1週間未満に退職したことのある人も1割程度いた。
【今までで最も早く辞めてしまった職場の退職理由】
「職場の人間関係に問題があった」が30.5%で最多
勤続期間について「1度も退職経験はない」と回答した者を除いて、今までで最も早く辞めてしまった職場の退職理由をきいた。
全体では、「職場の人間関係に問題があった」が30.5%で最多、次いで「事前に受けた説明と実際の仕事内容が異なった」20.8%、「体力的に厳しいと感じた」19.1%、「仕事と賃金が見合わなかった」18.2%の順となっている。
<調査・分析担当者のコメント>
7月の集計結果では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて仕事探しをしている人は37.3%となり、調査開始以来2番目に低い割合となりました。
今回の調査では、今までで最も早く辞めてしまった職場の勤続期間とその理由を聞いています。約半数程度の人が、半年未満で退職した経験を持っていました。最も早く辞めてしまった職場の退職理由の上位には「職場の人間関係に問題があった」「事前に受けた説明と実際の仕事内容が異なった」があがっています。事前の想定とギャップがあると、早期離職につながりやすいことがわかります。自社の退職者の傾向把握の参考になれば幸いです。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社アイデム/8月31日発表・同社プレスリリースより転載)