非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査(5-6月)
新型コロナウイルスのワクチン接種が進むことにより、「仕事探しにおける『勤務場所』の選択肢」は増え、仕事探しの意欲も増加傾向に
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)は、全国の15~69歳の男女(中学生を除く)(有効回答数:スクリーニング調査19,644名、本調査1,519名)を対象に実施した「非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査(5-6月)」の結果を発表しました。
※非正規雇用:アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託
【TOPICS】
◆2021年5-6月にアルバイトを探した人は14.2%(21年3-4月比:-0.3pt)で減少、学生のみ微増
◆2021年5-6月の新規就業は、全ての雇用形態で「難しい」が増加。特に契約社員は、2021年3-4月比より13.6pt増加した
◆新型コロナウイルスのワクチン接種が進むことにより、「仕事探しにおける『勤務場所』の選択肢」は増え、仕事探しの意欲も増加傾向に
【調査概要】
2021年5-6月にアルバイトの仕事を探した割合は14.2%で、2021年3-4月より0.3pt微減した。学生が48.4%(21年3-4月比:+1.0pt)、主婦が17.2%(21年3-4月比:-1.1pt)、フリーターが20.2%(21年3-4月比:-3.2pt)、シニアが5.6%(21年3-4月比:-0.5pt)で、学生のアルバイト探しのみ微増した。
最も探されたアルバイトの職種は[販売・接客・サービス(28.4%)]、次いで[オフィスワーク(26.0%)]だった。
新たに仕事を探した際、「難しい」と感じた人はアルバイトで32.4%(3-4月比:+0.5pt)、派遣社員で34.8%(3-4月比:+1.2pt)、契約社員で53.3%(3-4月比:+13.6pt)、嘱託で41.2%(3-4月比:+4.4pt)とすべての雇用形態で増加した。特に、契約社員が大幅に増加しており、同時期に当社で実施した企業向け調査(※)でも、「ソフトウェア・通信」以外の業種で採用実施率が減少しており、契約社員の就業が難しくなっていると考えられる。
※非正規雇用に関する企業の採用状況調査(5-6月)「業種別 21年5-6月における企業の採用活動実施率」より
新型コロナウイルスのワクチン接種が進むことによる変化を聞いたところ、全体では「仕事探しにおける「勤務場所」の選択肢」が増えるが32.2%(「増える」+「どちらかといえば増える」)で最も高く、次いで「仕事探しの意欲」が増えるという回答が30.6%になった。一方、「飲食や宿泊やイベントなど、コロナ禍で影響を受けた業種での就労意欲」は減るという回答が最も多く15.4%(「減る」+「どちらかといえば減る」)となった。「仕事探しの意欲」の変化の理由を自由回答でみると、増えるとした理由では「今より色々な職種や、業種の求人が増えそうだから」、減るとした理由では「応募殺到が起きて、採用されにくくなる」という回答もあり、求人数の増加への期待感を持ちつつも、同時に競争が激しくなる懸念も持っていることがわかる。
【調査概要】「非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査(5-6月)」
○調査期間/2021年7月1日(木)~7月6日(火)
○調査方法/インターネット調査
○調査対象/スクリーニング調査:全国の15~69歳の男女(中学生を除く)
本調査:全国の15~69歳の男女(中学生を除く)のうち、5-6月に非正規雇用の仕事探しをした、もしくは新たに非正規雇用の仕事をはじめた人
○有効回答数/スクリーニング調査:19,644名 本調査:1,519名
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ/7月29日発表・同社プレスリリースより転載)