2021年卒学生の就職活動の実態に関する調査
公益社団法人全国求人情報協会の専門部会である「新卒等若年雇用部会」は、調査・研究活動の一環で、民間企業・団体への就職活動を経験した全国の大学4年生・大学院2年生を対象とするアンケート調査を実施し2021年卒学生の就職活動実態をまとめましたので、ご報告します。
<TOPIX>
- 民間企業・団体への就職活動を経験した大学生・大学院生の9割強が3月時点で進路を確定。ただし、昨年度に比べて就職確定者の割合は減少。
- 大学生の就職予定先として最多の業種は、「情報通信業」。2020年調査と比べ3.9ポイント増加。
- 就職予定先の従業員規模は、大学生は「1000人~4999人」大学院生は「5000人以上」の割合が増加。理系大学生の「5000人以上」の割合が大幅に減少。
- 大学生・大学院生とも「当初から第1志望(群)だった」先に就職予定の割合が最高で、ほぼ横ばい。
- 就職活動の実施期間は、2020年調査と比べると、「0~3ヶ月」が大幅に減少しており、全体的に期間が長くなっている様子がうかがえる。
- 就職予定先に「勤続志向」であった学生は、「卒業後のキャリアや就職に関する授業」が役立ったと評価している。
- 大学低学年(1~2年)時にキャリア教育を受けている学生は、受けていない学生よりも、就職活動開始当初及び就職予定先を選んだ時点の自己分析や企業研究等への自己評価が高い。
- インターンシップ参加時期は、大学生で「大学3年生8月」の割合が最も高い。初めて参加した時期は大学生・大学院生ともに「大学3年/大学院1年の8月」の割合が最も高い。
<調査の概要>
1)調査目的:大学生や大学院生の就職活動の実態を把握し、関係各位の参考に供する。
2)調査対象:民間企業・団体への就職活動を在学中に経験した(*)全国の大学4年生・大学院2年生1,813人
*就職活動の経験者を、プレエントリー(資料・採用情報の請求)、説明会、書類選考、対面選考のいずれか1つ以上の経験者と定義した。当該の条件を満たす1,763人で集計を実施。
3)調査時期: 2021年3月13日~31日
4)調査方法:
インターネット調査(調査実施機関:株式会社マクロミル)―マクロミル社のモニターにスクリーニング調査を行って対象者を抽出し、学校種別、性別、専攻系統(文理)の構成比が母集団に近づくよう、「文部科学省学校基本調査」の数値を参照し、
ウェイトバック集計を行った。
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(公益社団法人全国求人情報協会 /7月13日発表・同法人プレスリリースより転載)
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新卒採用