新入社員へのオンライン研修、対面よりも効率的な側面も!
オンライン採用/研修プラットフォーム「playse.」等を運営する株式会社manebi(東京都千代田区 代表取締役執行役員CEO:田島 智也 以下、manebi)は、この度、全国の人事担当者に対して「2021年4月に入社した新入社員のオンライン研修」に関してアンケートを実施しました。
■約7割がZoom等のWeb会議システムを利用して研修を実施
Web会議ツールを利用してのオンライン研修が(69.9%)と半数以上を占め、次いでeラーニングシステム(19.9%)、自社オンラインシステム(9.9%)と回答しました。Zoom等のWeb会議ツールは、無償で利用できるという手軽さから多くの企業で利用されたと考えられます。
■オンライン研修を実施して苦労した点で多かった回答は、「社員の反応の見えづらさ」&「研修の理解度の測りづらさ」
「オンライン研修の実施にあたりで苦労した点は何ですか?(複数選択)」の質問では、約半数の人事担当者が「新入社員の反応が見えづらい」(47.52%)「研修の理解度が測りづらい」(46.58%)と回答しました。
また、「オンライン研修は、どのような基準で評価しましたか?(自由記述式)」という質問では、
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・プレゼンテーション
・面談
・レポートの提出
・テストの実施
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上記の回答が過半数を占めました。一方で、「特に評価基準を設けていない」という回答も見られました。
従来の対面研修では、相手の表情や対話から研修の理解度等を判断できていましたが、コミュニケーションが取りにくいオンライン研修では、「プレゼンテーション」や「面談」、「レポートの提出」や「テストの実施」等を設けることで、コミュニケーション不足をカバーしている企業が多いことが分かりました。
■「会社・サービスの説明」「P Cや管理システムの操作方法」は、オンラインの研修が効率的!人事の約半数が、対面研修よりオンライン研修の方が良かったと回答
「対面よりもオンラインの方が良かったと感じた研修内容は何ですか?(複数選択)」という質問で、多かった回答としては、「会社・サービスの説明」(46.69%)「P Cや管理システムの操作方法」(40.68%)、続いて「ビジネスマナー研修」(26.4%)、「プログラミング等の専門的な技術研修」(23.29%)という結果になりました。
また、対面研修よりもオンライン研修の方が良かったと感じる理由については、以下の回答がありました。(自由記述/一部抜粋)
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・コロナウイルスの感染対策になった。
・研修施設の準備が不要のため、コストと時間の削減になった。
・聞くだけの研修ならオンラインの方が準備などの手間がかからない。
・PCやシステム管理の説明は、画面共有しながら指導した方が分かりやすい。
・オンライン録画をすれば、何度も新入社員が見直せる。
・事務的な事はオンラインの方が伝え易い。
・若者は、オンラインのほうが使いやすく、分かりやすいとの意見が多かった為。
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新型コロナウイルスの感染防止に加えて、いつでどこでも研修ができる点、研修場所の準備が不要な点、また指導者側の負担が少ない点等、時間やコストの削減がメリットだったという回答が多く挙がりました。
そのほか、デジタルネイティブ世代である新卒者にとっては、オンライン研修の方が受け入れやすいといった回答もありました。
株式会社manebi 執行役員CRO 清水 龍太 コメント
コロナウイルスの感染が拡大する中、経済産業省でも、テレワークに取り組む企業・団体の一覧を公表するなど、企業のオンライン化を推奨しています。今年入社した新入社員への研修をオンライン化した企業はかなり多いのではないでしょうか。
今回のアンケート調査では、慣れないオンライン研修に苦戦しつつも、効率的だと感じた人事担当者の心意が読み取れます。
オンラインのメリットは、どんな環境下でも研修が行える柔軟性、また研修コストの削減や人事担当者にかかる負担の軽減ができる点です。
対面研修でしかできない直接的なコミュニケーションを取り入れつつも、オンライン研修のメリットを最大限に活かし、研修全体を再設計する必要があると感じています。
今後もmanebiは、採用や研修などの人事に関する実態調査を行い、より良いサービス開発に努めて参ります。
■調査概要
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査エリア:全国
調査対象:2021年オンライン研修を実施した人事担当者
調査実施日:2021年6月12日~6月14日
有効回答数:322
※回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
2021年新卒者への研修に関する過去のアンケート調査はこちら
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社manebi / 6月23日発表・同社プレスリリースより転載)