インターワークス、2007年8月の
製造系派遣の平均賃金の分析結果を発表
インターワークス(東京都港区、岡田稔・代表取締役)では、2007年4月よりサービスを開始した日本初の製造系専門人材求人サイト「工場ワークス」( http://04510.jp/ )に掲載をしている主要大手製造系人材派遣会社を含む約20社のデータから2007年7月に引き続き8月時点で(※)各エリア、業種別の平均賃金の分析を行いましたので結果をお知らせいたします。(※ 「工場ワークス」上で分類されているエリア、業種)
【 全国の状況について 】
2007年の3月から規制緩和された製造業職種の派遣期間の延長を受けて全体的なボリュームは増えていると思われます。工場ワークスにおいては先月に比べて大型のクライアントが掲載を開始した為に2000件増加致しました。)
業種における差はフード・飲料業界で時給1,000円を若干下回るものの、その他の業界では大きな差は見られず全体平均で時給1,058円(前月より-9円)となっています。
自動車関連、モーター関連での平均時給が1,104円と前月に比べて22円プラス。ゴム・プラスティック・化学品加工も前月に比べ25円プラス。住宅資材・建材が前月より12円マイナス、同じく携帯・PC・先端技術が7円のマイナスになっております。
【 関東地域の概況について 】
全体的にも案件数も多く、平均時給も1,115円で全国平均と比較して105%、前月比も8円プラスとなっております。
中でも全国的には平均時給が下がったゴム・プラスティック・化学品加工が、関東では高水準の平均時給1,289円となっております(対全国平均121%)。逆に医薬・製薬業界では、唯一の全国平均以下の1,059円となっております。
【 近畿地域の概要について 】
全体の件数は関東と比べて1/3強になっております。平均時給は1,075円となっており全国平均と102%となっており、前月比で3円マイナス。
業種毎に見ると、前月比割れしている業種が多く、条件は厳しくなっていますが、住宅資材・建材系1,145円、とフード・食品業界1,025円に関しては前月に続いて全国平均をそれぞれ109%、108%と大きく上回っております。
【 中部地域の概要について 】
全体の件数は関東と比べ1/2弱になっておりますが、現在の労働市場を反映して平均時給では1,119円(全国平均106%)と1番高い地域となりました。前月比では4円マイナスとなったものの、関東と比べても4円高くなっております。
業種毎で見てもすべての業種で全国平均を超えており、特に好調な自動車関連、モーター業界が前月よりもさらに11円プラスの1,175円となりました。 ケイタイ・パソコン・先端技術業界では前月よ大型機械・金属加工においても前月比21円プラスの1,143円となっております。その他、ゴム・プラスティック・化学品加工業界でも1,213円(対全国平均109%)と高い水準になりました。
【 今後の平均賃金の傾向 】
今後も規制緩和や需要の拡大による求人案件数の拡大は確実であると思われます。そして労働力不足からくる採用難で平均時給はジワジワと全業種にわたって上昇していくと思われます。
エリア別にも中部地域で平均時給が関東を上回るなど従来の関東圏一極集中傾向から、愛知などを中心に地方都市に広がっていく傾向が出ております。 各メーカーが地方に拠点を設けている東北、九州などでは現時点での時給は相対的に低いですが、今後の人材確保のためには条件の向上は必須になっていくものと考えられます。
もう一つの重要なポイントとしてはコンプライアンス体制です。
今後は安心・安全をテーマに求職者から選ばれる製造系人材会社が伸びていくと思われます。昨今のさまざまな報道から製造系人材会社においても、さらにコンプライアンスの意識を高め実践していくことが予想され、有給休暇や社会保険や定期健康診断などに加えてその他の福利厚生や生活サポートなど、派遣スタッフ受け入れのサービスを追及していく動きも出ております。
(インターワークス http://www.inter-works.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・9月21日)