『ジョブごとの報酬水準データ』を提供する「Salaries(サラリーズ)」の提供を開始
転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎、以下パーソルキャリア)と、シンクタンク・コンサルティングファームである株式会社パーソル総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渋谷 和久、以下パーソル総合研究所)は、2021年5月14日(金)より、『ジョブごとの報酬水準データ』を企業に提供する「Salaries.jp(※1)(以下、サラリーズ)」のサービス提供を正式に開始いたします。業界・企業規模別に、職種と役割階層(グレード)に応じた人材の市場価値を把握できるようにすることで、企業の「ジョブ型雇用」への移行など人事制度の見直しや、採用力強化・離職防止に資するサービスを目指します。
※1:「Salaries.jp」として商標申請中
■背景
労働人口の減少、同一労働同一賃金、人生100年時代、「メンバーシップ型雇用」から「ジョブ型雇用」への移行、ビジネスのDX(デジタル・トランスフォーメーション)化など、労働市場は大きな転換期を迎えており、新たな雇用モデルが模索されています。
今後、働く個人には「キャリア自律」が、企業には「フェアな処遇」が求められるようになると考えています。
こうした流れの中、働く個人・企業の両者にとって、「給与の妥当性」への関心が高まると予想されますが、日本の雇用市場では、海外のような業界・職種ごとの報酬のマーケットレンジが確立していないのが現状です。
上記のような背景を踏まえて、「サラリーズ」の開発は始まりました。
「サラリーズ」は、『ジョブごとの報酬水準データ』を提供することで、「マーケットに準拠したフェアな処遇」の実現を目指しています。企業が社員を職責や職務に応じてフェアに処遇し、社員は自律的にキャリアを形成していくことで、企業とはたらく個人がフェアな関係性を築いていく。そのような社会を実現していきたいと考えています。
■サービス概要
「サラリーズ」は『ジョブごとの報酬水準データ』をご提供するサービスです。この『ジョブごとの報酬水準データ』は、パーソルキャリアが提供する転職サービス「doda」の膨大なデータをベースに、パーソル総研のコンサルファームとしての知見、そして転職支援を行ってきたパーソルキャリアの知見などを活用し、機械学習による推定が有効な約100万件のデータを厳選し作成しています。今後は、業種や職種だけでなく、社会から評価される個人の経験・スキルを切り口として分析結果を参照できる機能などを追加予定です。
■特徴
①社員データをアップロード
職位や年収などの社員データをアップロードすると、サラリーズが振り分けに必要な項目を判別します。
②8つの「グレード」に自動振り分け
取り込まれた社員データは、機械学習により、自動的に8つの「グレード」に分類されます。これまで人事担当者が時間をかけ、手動で行っていた「マーケット定義の職種やグレードに振り分ける」という作業がなくなり、業務の効率化が図れます。
③結果はグラフで出力
分析が完了すると、マーケットデータに基づいた『ジョブごとの報酬水準データ』をグラフで確認できます。報酬水準は、8つのグレード、90以上の業種、70以上の職種ごとに出力が可能です。マーケットと自社の報酬水準を比較・分析することで、採用時の給与検討や、人事制度の見直しに活用できます。
<お問い合わせ先>
Salaries 事務局 info@salaries.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(パーソルキャリア株式会社 / 5月14日発表・同社プレスリリースより転載)