就職プロセス調査(2021年卒)「2021年3月度(卒業時点) 内定状況」
株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤 学)のよりよい就職・採用のあり方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(所長:増本 全)は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
就職内定率は前年同水準に。就職先を選ぶ決め手は「会社や業界の安定性」が増加
3月卒業時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率(※1)は96.1%(+0.7ポイント)(※2)で前年と同水準になりました。進路確定率を見ると94.2%で前年と比べ2.5ポイント減少しており、一部進路を決めきれていない学生がいることが分かります。
3月卒業時点での学生の志望進路では「公務員・教員」が微増。また進路確定状況においては「就職先が確定している(公務員・教員)」「まだ確定している進路はない」が前年と比べて微増しています。確定就職先の就職活動開始当初の志望状況では「当初は志望していなかった」企業に就職を確定させる学生が増加しており、例年と比べて、学生が当初想定していたような就職活動にはならなかったことが読み取れます。もう一度就職活動するとしても、今の就職予定先と同じ企業(団体)に就職したいかを聞くと「あてはまる・計」「あてはまらない・計」ともに前年と比べて増加しており、今年の環境下において就職予定先への受け止め方が、分かれていることが見て取れます。
就職先を確定する際に決め手となった項目では、前年と変わらず「自らの成長が期待できる」が49.8%で1位であるものの前年比で6.3ポイント減少。一方で「会社や業界の安定性がある」が34.9%(+3.4ポイント)で学生の志向の変化がうかがえます。「コロナ禍での就職活動は非常に大変であったがこの時に自分自身成長することができたと思う。考え方や社会に対しての自分としっかり向き合うことができた」という学生の前向きな声も。変化の大きかった就職活動で得た経験を、社会に出てからも生かしてほしいと思います。
※1内々定を含む
※2( ) 内数値は前年同月差
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(株式会社リクルートキャリア / 3月26日発表・同社プレスリリースより転載)