22卒学生700名に聞く「オンラインインターンシップ」実態調査
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する新卒学生向けスカウトサービス『iroots』上で、サイトを利用している2022年に卒業予定の大学生/大学院生を対象に「オンラインインターンシップ」についてアンケートを実施。743名から回答を得ました。以下、結果をご報告します。
<調査結果 詳細>
1:22卒学生の88%が、全日程オンラインでのインターンシップに参加経験あり。
『iroots』に登録している22卒学生にインターンシップへの参加経験を伺ったところ、95%が「参加経験がある」と回答しました。参加したインターンの形式で最も多かったのは、「全日程オンライン」(88%)。今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、従来の対面からオンラインに切り替えて開催する企業が増えたことが要因だと考えられます。「全日程オフライン(対面)」の参加経験者は、その半分の44%でした。
2:参加経験のあるオンラインインターンシップ、期間は「1日間」、コンテンツは「講義形式」「グループワーク」が最多。
オンラインインターンシップに参加経験がある方に、「何日間のインターンに参加しましたか?」と伺ったところ、「1日間」(88%)が最多でした。体験したコンテンツ内容を伺うと、「講義形式」(92%)と「グループワーク」(91%)が多く、次いで「社員との交流」(76%)、「プレゼンテーション」(59%)が続きます。
3:22卒学生の7割が「オンラインインターンシップに満足している」と回答。
オンラインインターンシップに参加経験がある方に満足度を伺ったところ、72%が「満足」(とても満足:14%、満足:58%)と回答しました。実際に参加したインターンシップについての具体的なコメントも紹介します。
<参加してよかったオンラインインターンの特徴>
▼オンラインならではの良さを感じた
・Zoomのブレイクアウトセッションなどを有効活用して、対面以上の効率でプログラムが組まれていた。
・海外支店や法人の方のお話を聞けた。
・リモートワークの疑似体験。企業のリモートワークに対する適応度が分かった。
▼運営がスムーズだった・工夫がされていた
・会社紹介などのビデオは事前にURLが送られてきて、事前準備がスムーズにできた。
・前日に任意で接続確認の会を開催してくださり、不安な点は質問させてもらった。
・タイムテーブルがしっかりしていた。
▼社員との交流があった
・オンラインなので交流における社員さんのスイッチがスムーズで、多くの社員の方と交流できた。
・海外で仕事をしている社員の方に向けて、Zoomを繋いで質問をすることができた。
・座談会や個別の質問への回答など、社員と交流する時間が十分に設けられていた。
▼学生同士の交流が多かった
・アイスブレイクの時間が十分にとられており、オンライン上で十分に親密になれた上で、その後のグループディスカッションに取り組むことができたのは良かった。
・地方の学生とも交流できた。
<イマイチだと思ったオンラインインターンの特徴>
▼進行がスムーズでなかった
・スライドの転換などで戸惑い、臨機応変な対応ができていなかった。きっと職場でもこのような感じなのだろうなと感じた。
・オンラインだからという理由で、休憩が非常に短かった。座っているだけではあるが、集中力が続かないので5分ほど休憩を入れてほしい。
・企業側の通信が途中で悪くなり、思い通りのプログラムが行なえていなかった。
▼説明時間が長い・インタラクティブでなかった
・カメラオフで一方的に話を聞くだけのインターンシップは、ただの動画配信のようで満足できなかった。
・会社説明だけで、お互いに話ができないインターンシップが良くないと感じた。学生側のマイクやビデオがオフになっていたので、コミュニケーションが取りにくかった。
・質問をコメント欄などに投稿する形態の場合、どんどん流れていき、新しい質問に埋もれていくので、あまり質問に答えてもらえなかった。
▼グループワークが難しかった
・グループワークの際に、各々が話を切り出すタイミングが重なったりして、円滑に進められなかった。
・すぐにグループワークが始まってしまうインターン。アイスブレイク等交流の時間が欲しかった。
・オンラインの性質上1人ずつしか喋れず、発言が特定の人に偏っていた。
▼会社の雰囲気がわかりづらかった
・技術職志望であるが、現場を見ることができず、仕事内容が掴みづらかった。
・実際に対面でお話ができないので、特に座談会が無いインターンや社員の登壇者が少ないと、会社の雰囲気を掴むのが難しいです。
<印象に残ったオンラインインターンシップのコンテンツ>
・事前にiPhone、パソコン、Wi-Fi、その他充電器具、お菓子セットなども郵送してくれた。
・ブレイクアウトルームでグループワーク→全体でのプレゼン後に、もう一度ブレイクアウトルームに戻してくれたオンラインインターンが印象的。もう一度集合することで、グループワークの反省をグループですることができ、学ぶものが多かった。
・課題を解決するために、その企業で提供できるリソースを組み合わせ、最適な提案をするゲーム。他の班とZoomで交渉するなど、オンラインならではのコンテンツだった。
・チャットに書き込まれた質問に対して現場の社員が答えて下さり、時間内に答えきれなかった質問に対しては、後日それぞれ回答したスライドがマイページにアップされていた。
・SIerの業務で、タスクを管理するゲームのようなインターンシップが非常におもしろかったです。
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『iroots』を利用する2022年に卒業予定の大学生/大学院生
■有効回答数:743名
■調査期間:2020年9月11日 ~ 9月17日
<お問い合わせ先>
エン・ジャパン株式会社
広報担当:大原、松田、清水
TEL:03-3342-6590 FAX:03-3342-8525
E-mail:en-press@en-japan.com
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(エン・ジャパン株式会社 / 9月28日発表・同社プレスリリースより転載)