2020年フリーターの意識・就労実態調査
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、『2020年フリーターの意識・就労実態調査』を発表しました。本調査は、年齢が15~44歳で、男性は既卒、女性は既卒かつ未婚のうち、パート・アルバイトとして働いている人、および非就労者のうち希望する雇用形態が「アルバイト・パート」の方を対象としています。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。
【TOPICS】
◆フリーターになったきっかけは「正社員で働くより楽だから」が最も高く24.8%。年齢が高いほど理由として“環境要因”があげられる
◆非就労のフリーターのうち、「就業意向」がある人は9割超だが、うち求職活動をしている人は約3割にとどまる。就業意向はあるが求職活動をしていない理由の約4割は「知識・能力に自信がないから」と回答
◆「仕事がなくなることへの不安」が昨年比で5.2pt増加。新型コロナウイルスの影響か
◆副業実施率は約2割、若年層ほど多く15~24歳では4人に1人が副業をしている。今後の副業意向は、全世代で半数を上回る
<調査概要>
フリーター(非就労者は無職)になったきっかけを聞くと、全体では「正社員で働くより楽だから」が最も高く24.8%、次いで「明確な職業を思い描けなかった(22.1%)」、「会社を退職・離職したため(16.3%)」となった。年代別では年齢が高いほど「正社員として雇ってくれるところがなかった」「家庭の事情のため」といった“環境要因”が理由としてあがった。特に就職氷河期に該当する年代では、不本意に非正規雇用社員となった人が一定数いると考えられる。一方、15~24歳の回答では「芸能関係やフリーランスなど、夢のため」といった“自発的な要因”が多かった。
非就労のフリーターのうち、「就業意向がある人」は92.8%。うち求職活動をしている人は33.1%にとどまった。就業意向があるが求職活動をしていない理由は「知識・能力に自信がないから(40.9%)」という回答が多かった。
現在不安に思っていることは「金銭・給与面に対する不安」が最も高く59.7%、「貯金ができない(少ない)ことへの不安(49.7%)」「体力・体調面に対する不安(48.2%)」と続いた。昨年比では「仕事がなくなることへの不安」が28.5%と5.2pt増加。新型コロナウイルスの影響による休業や事業縮小などが相次ぎ、雇用への不安が増加していると思われる。
フリーター(現在パート・アルバイトとして働いている人)で、副業を実施している割合は21.3%、若年層ほど副業実施率は高く、15~24歳では25.1%だった。また、今後の副業意向は全世代で半数を上回った。働き方の多様化が広まっていることに加え、コロナ禍で収入が減少した人が増えたこともあり、今後も世代問わず副業ニーズが高まることが予測される。
【調査概要】『2020年 フリーターの意識・就労実態調査』
調査期間:2020年7月3日(金)~2020年7月6日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象:15~44歳の男性は既卒、女性は既卒かつ未婚のうち、
①パート・アルバイトとして働いている人
②非就労者のうち希望する雇用形態が「アルバイト・パート」の人
有効回答数:1,670名
※調査結果は、端数四捨五入の関係で合計が100%にならない場合があります。
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(株式会社マイナビ / 8月19日発表・同社プレスリリースより転載)