令和元年度大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在)
文部科学省では、令和2年3月大学等卒業者及び高等学校卒業者の就職状況を調査し、このほど状況を取りまとめましたので、公表いたします。なお、大学等(大学、短期大学、高等専門学校及び専修学校)の調査は厚生労働省と共同で行いました。
取りまとめの結果、大学生の就職率は98.0%(前年同期比0.4ポイント上昇)で、調査開始以降、同時期で過去最高となりました。
また、高校生の就職率は98.1%(前年同期比0.1ポイント減)で、10年ぶりの減少となりましたが、歴代3番目タイの高水準を維持しました。
文部科学省は、厚生労働省及び経済産業省と連携し、大学等及び高校の就職相談員等と新卒応援ハローワークの就職支援ナビゲーター(※)との連携やキャリア教育の推進などの取組を通じた就職支援を行ってきたところです。
未就職のまま卒業した方等に対しては、引き続き、大学等及び高校と新卒応援ハローワークが連携し、継続した支援がなされるよう、努めてまいります。
(※)新卒者等の就職支援を専門とする職業相談員(キャリアコンサルタント等の資格保持者や企業の人事労務管理経験者等)
【就職率の概要】
(大学等)
● 大学(学部)は98.0%(前年同期比0.4ポイント上昇)
● 短期大学は97.0%(同1.6ポイント低下)
● 大学等(大学、短期大学、高等専門学校)全体では98.0%(同0.2ポイント上昇)、大学等に専修学校(専門課程)を含めると97.8%(同0.1ポイント上昇)。
(高校)
● 高校は98.1%(前年同期比0.1ポイント減)。
(同時発表:厚生労働省)
2.調査結果の主な概要
【全体の概要】
- 大学の就職率は98.0%(前年同期比0.4ポイント上昇)。このうち国公立大学の就職率は98.2%(同0.9ポイント上昇)、私立大学は97.9%(同0.2ポイント上昇)。
- 短期大学の就職率は、97.0%(前年同期比1.6ポイント低下)。
- 高等専門学校及び専修学校(専門課程)の就職率は、それぞれ100%(前年同期比0.4ポイント上昇)、96.8%(同0.2ポイント上昇)。
- 大学等(大学、短期大学、高等専門学校)を合わせた就職率は98.0%(前年同期比0.2ポイント上昇)。専修学校(専門課程)を含めると97.8%(同0.1ポイント上昇)。
- 本調査における卒業者全体(※)に占める就職者の割合(大学のみ)「76.5%」(令和2年4月1日現在) 前年同時期の値は74.2%
(※) 卒業者全体には就職希望者の他、「進学希望者」、「自営業」、「家事手伝い」等を含む調査対象人員全体。
【男女別の概要】
- 男女別では、男子大学生の就職率は97.5%(前年同期比0.2ポイント上昇)、女子は98.5%(同0.7ポイント上昇)。また、国公立大学では、男子:97.9%、女子:98.6%、私立大学では、男子:97.4%、女子:98.4%となっている。
【文系・理系別の概要】※大学のみ
- 文系・理系別では、文系の就職率は97.8%(前年同期比0.4ポイント上昇)、理系の就職率は98.5%(同0.1ポイント上昇)となっている。
【地域別の概要】※大学のみ
- 地域別では、中部地区の就職率が最も高く99.3%(前年同期比1.4ポイント上昇)となっている。
<お問合せ先>
高等教育局学生・留学生課
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(文部科学省 / 6月12日発表・報道発表より転載)