2019年6月の転職求人倍率は前月比-0.18ポイントの2.35倍~「doda 転職求人倍率レポート」:パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2019年6月の転職求人倍率をまとめた「doda 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、dodaエージェントサービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2019年6月の概況
2019年6月の転職求人倍率は、前月比-0.18ポイントの2.35倍となりました。求人数は前月比99.9%、前年同月比112.9%となりました。転職希望者数は前月比107.5%、前年同月比127.9%でした。
業種別にみると、「その他」以外の8業種のうち「金融」「メディカル」「商社・流通」「サービス」の4業種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「メディカル」(前月比102.2%)、「金融」(前月比101.3%)でした。職種別では、11職種のうち「営業系」「企画・管理系」「技術系(建築・土木)」「専門職」の4職種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「技術系(建築・土木)」(前月比103.8%)、「専門職」(前月比102.4%)でした。
■解説 ~新卒採用のピークを越え、中途採用が活発化し、求人数は増加の見込み~
6月の求人数は微減でした。一方で転職希望者数は、複数の人気企業が募集を始めたことをきっかけに、転職活動を開始する人も多く増加しました。求人倍率は、転職希望者数が求人数の増加幅を上回ったため下降しましたが、求人数は前年同月比で1割以上増加し、転職希望者が数多くの求人から転職先を選べる状況は続いています。
7月以降の転職市場は、6月に新卒採用は落ち着き、7~9月にかけて中途採用が活発化するため、求人数は緩やかに増加する見込みです。一部メーカーなどで米中貿易摩擦等の影響により採用を控える動きがみられ、市場全体でもやや過熱気味だった採用が慎重傾向になりそうです。しかし、求人数は過去最高水準を維持しており、企業の採用意欲も依然として旺盛で、経験者や即戦力を積極的に採用する姿勢は変わらないでしょう。(doda編集長 大浦 征也)
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※調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /7月19日発表・同社プレスリリースより転載)