現職の人事評価制度へ不満を持つ転職意向者は81.7%。不満の理由1位は「好き嫌い評価である」~『2019年7月 転職に関する調査』:あしたのチーム
人事評価クラウドで中小企業の働き方改革をおせっかいする株式会社あしたのチーム(本社:東京都中央区、代表取締役:髙橋恭介、以下「あしたのチーム」)は、全国の中小企業に勤める管理職と一般社員で転職意向のある方を対象に転職に関するインターネット調査を実施いたしました。その結果、転職意向者の8割以上が現在の会社の「人事評価制度」に不満を感じていること、転職先を選ぶ際に重視していることは「給与」が最も多いことがわかりました。また会社から引き止めにあった場合、踏みとどまる可能性のある条件は「給与の増額」であり、給与アップや昇進に繋がる人事評価制度を構築し、社員の納得感を醸成できる環境を整えておくことが、新たな離職の防止において重要であることが明らかになりました。
転職に関する調査トピックス
≪転職意向について≫
- 本調査対象者とする転職意向者を抽出する事前設問(スクリーニング)の結果、「転職を考えており、面談や面接をしている」4.3%、「転職を考えているが、面談や面接はしていなく、情報収集をしている」10.6%、「転職を考えているが、まだ動き出していない」25.3%と、転職意向のある方の割合は4割に上ることが明らかに。
≪会社に転職意向を伝えようと考えている時期≫
- 最も多い回答は「退職予定日の1か月~2か月以内」47.4%、次いで「退職予定日の2か月~3か月以内」21.7%。 後任者へ業務の引継ぎは完了できるが、企業が採用を行い人員補充できるまでには短い期間と言える。
≪転職希望時期≫
- 「2019年7月中」から「2020年3月中」までと2019年度内の期間で過半を占めた。転職希望時期の回答理由を見ると会社の期変わりや年度末を転職しやすい時期と考えている方が多いようだ。「来年はオリンピックをゆっくり見たいので年内には動きたい。」、「オリンピックまでの盛り上がり中であれば、景気が良く、求人数も多いと思うため。」など「オリンピック」を意識している方も。ボーナス支給後を転職希望タイミングと考える方も多い。
≪転職したい理由:現在の会社に対する不満≫
- 「とても不満」、「やや不満」を合わせた「不満」の回答割合は、【人事評価制度】81.7%、【給与】79.0%、【自身が成長できる環境かどうか】72.7%、【労働時間(残業の多さ)】54.7の順に。
≪現在の会社の人事評価制度に対する不満≫
- 【人事評価制度】について具体的な不満の内容は、1位「好き嫌い評価である」47.3%、2位「評価の基準が不透明」41.6%、3位「行動を評価してくれない」38.4%、4位「頑張りと連動していない」37.6%。
≪転職先を選ぶ際に重視すること≫
- 「とても重視している」、「やや重視している」を合わせた「重視している」の割合が多い順に、【給与】90.6%、【労働時間(残業の多さ)】84.0%、【自身が成長できる環境かどうか】82.3%、【人事評価制度】78.0%となった。
≪現在の会社から引き止めにあった場合、踏みとどまる可能性のある条件≫
- 「踏みとどまると思う」の回答割合が最も多いのは「給与の増額」53.0%。次いで「今後の評価の見直し」36.3%、「昇進の提案」35.7%。
調査方法
【概要】
1.インターネット調査
2.全国の従業員5人以上300人未満の企業に勤める、現在転職を考えており面接や面談・情報収集など具体的な活動をしている管理職(部長・課長クラス)、および一般社員、20歳~59歳の男女
3.有効回答数:300人(管理職:150人、一般社員:150人)
4.調査実施日:2019年6月27日(木)~2019年7月1日(月)
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社あしたのチーム https://www.ashita-team.com/ /7月9日発表・同社プレスリリースより転載)