ARM、メンタルヘルスケア事業の強化に向け
新体制を5月1日よりスタート
アドバンテッジ リスク マネジメント(東京都目黒区、鳥越慎二・代表取締役社長 以下ARM)は、企業向けメンタルへルス支援プログラム『アドバンテッジEAP』の提供を中心とするメンタルヘルスケア事業のより一層の強化を目指し、ヘルスケア業界におけるマネジメント経験豊富な坂野 弘太郎氏を担当取締役とした新体制を構築いたします。
ARMが行った調査によると、1年間で30日以上企業を休業された人のうち、62%がメンタル疾患を原因としています(2005年調査)。2000年に実施した同調査結果は、36%に留まっており、この6年間でうつ病を中心としたメンタル疾患が急増していることが伺えます。また厚生労働省の統計では、2000年に212件であったメンタル疾患による労災認定も、2006年では524件(約2.5倍)に増加しています。このように社員のメンタルヘルスケアは、企業におけるリスクマネジメント対策としても急務となっています。
このような環境の変化の中、2002年以来、ARMは東京海上日動メディカルサービス株式会社との共同開発による企業向けメンタルへルス支援プログラム『アドバンテッジEAP』の提供を中心に、メンタルヘルスケア事業を推進してきました。現在、アドバンテッジEAPは約18万人の方に活用いただく国内最大規模のメンタルヘルスケアプログラムとなっています。
メンタルヘルスケアへの注目の高まりから、EAP業界は更なる市場拡大が見込まれ、近年ではEAPプログラムへの参入企業も増加しています。ARMは経営コンサルティングにおける10年にわたる経験と、ヘルルケア業界の経営者として10年の経験を持つ坂野 弘太郎をメンタルヘルスケア事業担当取締役とし、この分野での更なる躍進を目指します。尚、坂野 弘太郎は、5月1日付けで顧問へ就任、取締役への正式就任は、本年6月末開催の定時株主総会にて承認される予定です。
< アドバンテッジEAP >
EAPとは、Employee Assistance Program(エンプロイー・アシスタンス・プログラム)の略で、アメリカで発祥した社員のための総合支援プログラム(よろず相談窓口)です。一般的には、相談窓口設置型の受動的EAPが多い中で、『アドバンテッジEAP』の特長は、以下の3点となります。
(1)定期的にココロの健康診断(80〜250問程度)をWeb上で実施し、社員のメンタル面での状態をチェックする
(2)診断結果を分析し、その結果に対し精神科医や臨床心理士が積極的なアプローチを社員個別に実施して、カウンセリングや医学療法を促すという能動的仕組み
(3)24時間相談可能なカウンセリングセンターを用意し、自己のメンタル面での悩みだけでなく、健康相談、部下・同僚への対応や家族に関する相談もできる
(アドバンテッジ リスク マネジメント http://www.armg.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・5月8日)